派遣の仕事を辞めて約2ヶ月半が経過しました。
無職になっても、食事量はこれまでとほとんど変わっていません。
朝ごはんを食べずに昼は軽食ですませ、夜しっかり食べる1日1.5~2食くらいの生活です。
若干変化があったと言えば、夜型になったことで食事の時間が少し後ろにずれたかな~という程度です。
無職は生活リズムが不規則になる
無職は毎朝早起きして出勤する必要がないので、必然的に活動時間が夜型になります。
私は、無職になりたての最高にハイだった頃(?)には、
- 徹夜でゲームをしたりアニメを見たりして、7~8時頃に眠りにつく
- 15時頃に目覚める
- 17時~寝る直前まで、ダラダラとごはんを食べたり間食をしたりする
…という生活に陥ったりしました。
さすがにそれは不健康的すぎるということで、最近は夜中の2時ぐらいまでには寝て、朝10時ぐらいまでには起き上がる生活になんとか修正しました。
働いていた頃は判で押したように、昼は12時に軽食、19時に晩ごはん、と決まっていた食事は、
- 起床直後はやはり食欲ゼロなので、お茶や水を飲む
- 昼過ぎぐらいになっておなかがすいたらうどんを茹でたり、近所のパン屋さんでパンを買って食べる
- 最近は納豆ごはん+インスタント味噌汁も手軽でお気に入り
- 晩ごはんは19~20時ぐらいまでの間でしっかりめに食べる
というふうな食生活に変化しています。
そんななかで、ひとつ試してみたい食事方法があり、ゆるいながらも一定のルールを設けることにしました。
16時間断食を実験してみました
食べたい時に食べたいものが食べられる生活をしていると、”空腹の時間”がなくなります。
そうすると、無職でろくに運動もしないのに常におなかをいっぱいにさせていては、単純にカロリーオーバーです。
私が目標としているのは、空腹に強く、少量の食料でもパフォーマンスを落とさない低燃費人間ですので、あまり食事や間食に多くの費用と時間を費やしたくないというのが正直なところ。
(※パフォーマンスとか言っちゃってますが大したことはしていません、でもOQL維持のために、少ない食費でも問題なく暮らすのはやっぱり大事)
そこで、最近挑戦しているのが16時間断食です。
16時間断食については、↑の中田敦彦さんのYouTubeで知りました。
16時間断食とは
1日24時間のうち、16時間は食べ物を口にしない時間、8時間は食事をしたり間食をする時間というふうに、1日のうちの2/3をファスティング(断食)にあてる食事方法を”16時間断食”というそうです。
ちなみに、16時間の中には睡眠時間を含んでいいというルールのようです。
今世界的にも注目が高まっている間欠的ファスティング。最後に食べ物を口にしてから10時間が経つと、肝臓に蓄えられた糖がなくなって脂肪が分解されエネルギーとして使われる。さらに、注目すべきはそのあとだ。
「空腹が16時間続くと“オートファジー”が働きます。人体の古くなった細胞を、内側から新しく生まれ変わらせる仕組みです。自食作用とも呼ばれており、壊れた細胞をお掃除してくれるんですよ。
さらに、その不要なものを材料に新たなタンパク質を作って、細胞がどんどん生まれ変わっていくので肌つやもよくなりますし、体内からアンチエイジングの効果が得られます」。
はじめにこの”オートファジー”という単語を聞いたときは、う、うさんくさ……となりましたが(今でも眉に唾をつけながら話半分で聞いています。笑)、よくよく考えてみれば、この16時間断食の方法は、これまでの生活で自然と実践していたものでもありました。
そもそも朝食を食べてなかった
私は起床直後はとにかく機嫌が悪いし、胃がムカムカとして食べ物を口に入れたくないことが多いです。
午前の仕事をこなしつつ、やっとおなかがすいてなにか食べたいな~~と思いはじめるのが、お昼休みの1時間ほど前……という体内時計でした。
前日に晩ごはんを食べるのが遅くて20時ぐらいなので、間食を除けば16時間程度は食事をしない状態です。
この生活をもう2~3年くらいは継続していたので、夜20時以降のおやつをやめて、間食をしたければ昼12時~夜20時までの間にすることを徹底すれば、もうそれだけで16時間断食のルールをクリアできてしまいます。
食事や間食は、12時から20時までを意識
これまでとはほとんど変わらない食生活ながらも、20時以降のおやつを禁止し、食べ物を口にするのは12時から20時までの間だけというルールで16時間断食を実践しています。
これまでは夜の22時くらいにちょっと小腹が減ったりすると、甘いおやつやしょっぱいおつまみなどを食べてしまいがちでしたが、
- とにかく20時を過ぎたら食べ物を一切口にしない
- 翌日のお昼まで、食べ物のことは考えない
- 甘いものを食べたいなら、昼ごはんの後のおやつとして食べる
……というルールにしたことで、明らかに間食が減りました!
よく考えると当然で、昼ごはんの後はおなかがいっぱいで間食をする気も起きないし、 そろそろおなかが減ってきてなにか食べたいな~と思ったら、晩ごはんの時間になっているということがほとんどです。
お菓子を買うための費用も激減し、特に甘いものはほとんど食べなくなりました。
体調の変化はほぼなし
とはいえ、その生活でなにか体調に変化があったかというと、まあちょっと痩せたかな~と思う程度です。
が、これはどちらかというと仕事を辞めたおかげでストレスがゼロになり、甘いものや脂っこいものをそれほど摂らなくてもよくなったのが要因と思われます。
つまり、基本の食事量がほとんど変わらなければ、16時間断食を実践しても体調や体重に大きな変化が起こるわけではないというのが正直なところかと。
余談:ナッツは飽きがスゴイ
ちなみに、↑の中田敦彦さんの動画や、紹介元の書籍『「空腹」こそ最強のクスリ』で推奨されているナッツ類について。
私は在職中に一度、昼ごはんをアーモンドに置き換える方法を1~2ヶ月ほど試したところ完全に飽きがきてしまい、最近はナッツ類をあまり食べなくなってしまいました。
ナッツの難点は飽きがきやすいこと以外にも、大量に購入してしまうとすぐに湿気て美味しくなくなってしまうという”ストックのしづらさ”もあります。
間食をほとんどしなくなった今は、そこまで徹底しなくてもいいかな~~と思っているところです。
楽天のお買い物マラソンなどでよく安売りのナッツが出品されているので、そういうタイミングがあれば、”非常食”としてまた買うこともあるかもしれません。
ルールがあると空腹時も気楽に過ごせて◎
これまでは、夜中に小腹がすいてなにか食べたいと思ったときに、
- 間食をするか、しないか
- 自分がなにを食べたいのか
- 食べ物のストックはなにがあるか、ないなら買出しに行くのか
……などなどについて悩むという”選択肢”がありました。
また、夜中に甘いものを食べることに対するぼんやりとした抵抗感・罪悪感もあり、間食を心から楽しめているかというと疑問が残りました。
ですが、16時間断食をはじめて以降は、
- 夜20時を過ぎたら、自動的に”食べない” が選択される
- 食べないことが決定しているので、なにを食べるかについて悩まなくていい
- ”夜中におなかがすいたときのための食べ物”をストックする必要がない
……というふうな、いちいち選択をしなくてもいい気軽さを感じられるようになりました。
この状態が思ったより気楽で、体調にさほど変化はないものの、メンタル面ではわりといい影響があるのではないかと思います。
夜中の小腹が空いた感に対応しなくてもよくなった
夜中になんとなくおなかがすいたように感じても、一度その感覚から目を背けて趣味に興じたり、家事やブログ作業などをしていれば、いつの間にか気が紛れることもわかりました。
昼12時から夜20時までの間ならなんでも食べていいので、間食に罪悪感を抱く必要がなくなったことも大きなメリットです。
そもそも、寝る前の時間帯におやつを食べなかったからといって体調を崩すわけでも、まして飢え死にするわけでもないし、むしろ甘いものやしょっぱいものを摂り過ぎることがなくなって健康になる確率の方が高いと思われます。
16時間断食を実践して”食べ物を口にする時間”を決める方法は、細かな食事の量や回数、内容などについて思い悩む必要のない、ごくシンプルな食事方法です。
変に「自分は1日○食のほうが体調もいいし、その回数で固定しよう!」と取り決めるよりも気楽にチャレンジできるので、個人的にはおすすめできます。
さて、オートファジーの成果はいかに……。