真夏のあいだ一時休止していた自転車通勤を再開しました。
節約と体力作りを兼ね備えた最強通勤手段
以前は平日の通勤に原付バイクを使っていたのですが、通勤経路の朝の交通量が多すぎてリスキーなのと、渋滞に巻き込まれるのがイヤで、自転車通勤をはじめました。
真夏はさすがに汗だくになりすぎるので休止していましたが、最近は朝はだいぶ涼しい(というかそろそろ寒い)ので、通勤費の節約と体力作りを兼ねてがんばって漕いでいます。
朝晩は気候的も快適で気分転換にも最適な、誇張なしに最強の通勤手段だと思っています。
交通費の節約効果
自転車であれば、原付通勤で月々3,000~4,000円ほどかかっていた交通費をゼロにすることができます。
年間に節約できる金額は4~5万円ほど。
自転車通勤に切り替えることで通勤時間が延びてしまうとかえってストレスになりかねませんが、所要時間はプラス10〜15分ほどと、まあまあ許容範囲内。
むしろ、通勤の時間帯に飛ばしまくる車の横を30kmでノロノロと運転しなければいけないストレスとリスクが軽減されることを思えば、メリットのほうがはるかに大きいです。
コツコツと体力作り中
毎日約45分間(×往復)、ペダルを漕ぐことで、適度な運動にもなります。
原付通勤をしている間は毎日30分間(×往復)、ただただ座って運転していただけだったので、完全に運動不足に陥っていました。
1日当たりの総歩数が3,000歩にも達していない日が多く、常になんとなく体が重いような不調がありましたが、毎日自転車に乗ることで少しずつ改善されていっている気がしています。
原付通勤では”ただの移動”でしかない通勤時間を運動の時間に変換でき、心身の健康維持にも役立ってくれることを期待しています。
1日あたり1時間を”ただ座っているだけの移動時間”に充てるのか、1時間半を”運動の時間”に充てるのか、どちらを良しとするかは人によるかと思いますが、私にとっては貴重すぎる運動タイムということで、早起きもがんばっているところです(たった15分ですが……)
脳を鍛えるには運動しかない(らしい)
運動はたんに心の準備を整えるだけでなく、細胞レベルで学習に直接影響し、新しい情報を記録し分析する脳の機能を高めているということがわかってきた。
元来、わたしたちは体を動かすようにできていて、そうすることで脳も動かしている。学習と記憶の能力は、祖先たちが食料を見つけるときに頼った運動機能とともに進化したので、脳にしてみれば、体が動かないのであれば、学習する必要はまったくないのだ。
「運動すると頭が良くなる」的な説、個人的には「本当かなぁ?」という気がしていたのですが、運動することで気分がリフレッシュするというのは自分にもあてはまるなと感じています。
基本的には一日中デスクワークをしていて、家に帰っても本を読んだりパソコンで作業したり、ゴロゴロダラダラしたりしているので、一日のうち座っている時間や横になっている時間の方が圧倒的に長くなっています。
よく考えなくてもあまりにも体を動かさなさすぎて、そりゃそんな生活で体力なんてつかないし気持ちもふさいでくるのは当たり前かもしれません。
運動をすることで次々にアイデアが湧いてきて、課題や問題がまるっと解消される!!というわけには当然いきませんが、考えすぎて堂々巡りに陥っているときなどには、ちょっと体を動かすのは有効な手段なんじゃないかな〜という感想です。
なにより、自転車に乗るのが習慣化すると、しばらく体を動かしていないタイミングでちゃんと「あ〜自転車乗りた〜い」となります。
夏バテによる疲労蓄積がほんとにもう限界ですと思っていたら今朝は慈悲のように涼しかった 自転車に乗りたい
— アコヲ@Baselog (@baselog_030) 2022年8月26日
これはウォーキングやランニングでも同じことだと思いますが、運動の気持ちよさは、いちど習慣化すると病みつきになる類のものです。
私はムダに移動するのが好きで移動中にアイデアが湧くことも多いので、散歩や自転車に乗るのが大好きです(ちなみに走るのは大嫌いです)
得意の”お金のかからない趣味”のうちのひとつですが、ちゃんと健康的な趣味があってよかったなと思っています。笑
特に仕事終わりのメンタル向上に効く(気がする)
科学者がひとつ確信しているのは、激しく運動しているあいだは難しいことは覚えられないということだ。それは前頭前野への血流が少なくなり、CEOとしての機能が果たせなくなるからだ。
運動を終えるとまもなく脳に血が戻ってくる。このときこそ、鋭い思考と複雑な分析を要する課題に取り組む絶好のチャンスなのだ。
この理論だと、朝に自転車に乗って運動することで仕事がはかどる!というのがメインの効果のようですが、個人的には出勤時よりも退勤時に体を動かせるのが気に入っています。
運動は自発的にすることなので、そのストレスは予測できるし、コントロールできる。その点が心理上、重要な意味をもっている。自分を支配しているという感覚と自信が得られるからだ。アルコールなどの副作用のある対処法に頼らなくても、ストレスをコントロールできるとわかっていれば、気持ちの切り替えがうまくなる。まず学ぶべきなのは、自分の対応力を信じることだ。
泳いだあと、もしくは早歩きしただけでも、ストレスが減ったように感じるなら、それは本当にストレスが減ったからなのだ。
仕事でなにか嫌なことがあってモヤモヤしていても、自転車を必死で漕いでいる間は、人体構造上、そのことについて考えることができません。
45分間運動に集中して嫌なことを忘れることで、家に帰ってからもその効果がなんとなく持続して、フラットな気持ちで余暇に専念することができます。
バイクや車と違い、自分の体を動かして移動することで得られる達成感のようなものもあり、”自分を支配しているという感覚と自信”というのもあながち言い過ぎな表現ではないような気がします。
自転車通勤のデメリット
夏は無理
大きなデメリットとしては、8月は朝晩でも気温が30度近くかそれ以上まで上がることもあり、自転車通勤は不可能に近いです。
職場にシャワーがあったり、通勤時間をもっと早め&遅めにずらすことができれば解決可能ではありますが、私は夏バテしやすくただでさえ体力が落ちるので、あまり無理はしないことにしています。
とはいえ原付通勤でも暑いことにはかわりないのですが、消耗度合いは雲泥の差です。あとあんまり汗だくの状態で仕事するのも大人としてどうかなという気持ちも多少あります。
雨の日もわりと無理
雨の日は、レインコートや長靴などを装備すればいけなくもないのですが、雨に打たれながら体を動かすのはしんどいし、なにより顔面がびちゃびちゃになるので避けています。
基本的には出勤時に雨が降っていたら、もしくは降りそうだったら原付通勤にシフト。もし自転車で出勤して退勤時に雨が降っていたら、濡れると困る荷物は職場に置きっぱなしにして、レインコートを着て帰宅するようにしています。
自転車通勤は一石◎鳥のハイパーコストパフォーマンス通勤手段
自転車通勤には、
- 節約になる
- 体力づくりができる
- リフレッシュ効果がある
- (原付通勤よりは)安全安心
- 渋滞のストレスがない
- 仕事の効率UP(?)
- 同じ自転車通勤の人と仲良くなれる
……と、メリットが多々あり、私にとっては1日のうちのお気に入りの時間の、だいぶ上位に食い込んでいます。
正直なところ、たとえ通勤に片道1時間くらいかかったとしても、もう車通勤や原付通勤に戻りたい気はしません。
ガソリン代がもったいないというのもありますが、自分がペダルを漕いだぶんだけ前に進んで、しかも運動中はそれに没頭できるというのが”日常における活力”みたいなものを生んでくれているような気がします。自分ががんばったことがすぐに目に見える成果として確認できるのが楽しい。
自転車とか散歩の楽しさと自分の食い扶持を自分で稼ぐ楽しさは似てる
— アコヲ@Baselog (@baselog_030) 2022年11月15日
1日1時間半も自転車を漕いでいるというと「えらいね〜」と言われたりもしますが、もはや趣味のひとつにもなっているので、負担感もありません。
この調子でじわじわと体力をつけていき、健康的な生活を送れたらいいな〜と思っています。