以前は狭いクローゼットの中にぎゅうぎゅうに、トータル70着以上の服を詰め込んでいました。
↑は4年ほど前、東京のマンションに住んでいた頃の私のクローゼットの中です。
この時は既に断捨離に目覚めていましたが、それでも今に比べるとずいぶんたくさんの服を持っていました。
昔は服を買うのが好きでした
服を買うのは古着屋や、ユニクロなどファストファッションブランドがほとんど。
服を買うのが好きだったため、月に2〜3回くらいは買い物に出かけ、なにかしらの「戦利品」をゲットして帰宅。
しかし、服をたくさん持っていてもすべてを活用しきれていたとは言えず、中には一度も袖を通さないまま手放してしまった服もあったように思います。
クローゼットはぎゅうぎゅうなのに、気に入ってよく着ている服はごく一部。
そしてそんな状況でも「ちょっとお出かけするのに着る服がない!」と度々不満をもらす……という、支離滅裂な状態でした。
当時は家計簿もつけていなかったので正確にはわかりませんが、おそらく1ヶ月の間に5,000~10,000円ぐらいを服に費やしていたのではないかと思います。
手放すときも、不要になった服を大量に古着屋に持ち込んで買い取ってもらっても二束三文。
メルカリで売ったとしても、洋服は送料がかさむため売上の割合が少なく、ブランド物でもない限り手間がかかるばかりで、リターンが少なかったです。
家計簿をつけるようになり、被服費の管理をはじめました
現在は被服費に関してはしっかり予算管理をするようにしており、「春夏ものに15,000円・秋冬ものに15,000円・その他アンダーウェアや靴などに10,000円」などという予算を設定して、その中でやりくりするようにしています。
手持ちの服は断捨離しまくり、クローゼットの中身は20着以下(手持ちのハンガーにかかりきる枚数だけ)を徹底。
上下あわせて20着もあれば、平日は毎日違う服を着て仕事に行くことができます。
マイルールとしては、1着増えたら1着手放すこと、そして原則、くたびれて清潔感がなくなったものとの差し替えで新しい服を買う、ということを意識しています。
そうすることで、
- 使えるお金に上限があるので、着心地や着回ししやすさ・耐久性などをしっかり考慮して服を買うようになった
- 手持ちの服はどれもよくよく考えて買った服なので、「一軍選手」「お気に入り」ばかりのワードローブになった
- 服を手放すときは消耗して着れなくなったときなので、納得したうえで手放せる
- ユニクロやGUの服は二束三文で古着屋に売るより、店舗に備え付けの服のリサイクルボックスに入れることで、処分の手間も最小限に
- ぎゅうぎゅうのクローゼットを前に、コーディネートに悩む時間がゼロになった
などのメリットがありました。
自分の物欲に振り回されている状態でした
なによりもすごく気分がラクになったなと思うのが、ウィンドウショッピング中の正体不明の物欲が、ずいぶん軽減されたことです。
今までは、買い物中に少し気になる服を見かけると、
「この服がほしい!」⇒「でもお金がない!」⇒「それでも欲しい!」⇒「お金がないせいで欲しい服も買えない、つらい……」
と、なんとも言えない悲しい気持ちになり、そのような気分を紛らわせるために思考停止&衝動買いをすることも多かったように思います。
そうやって買ったものも、支払いの瞬間は少しは気が晴れるのですが、自宅に持ち帰った後のその服に対する愛情が持続せず。
結局ろくに着ないまま手放してしまっていたのだから、今となってはもったいないことをしていたなと反省するばかりです。
買おうが買うまいがどちらにしろしんどい、負のループ的な状況に陥っており、楽しいはずの買い物をあまり楽しめていなかったな~と、今は思います。
被服費の予算と、ワードローブの上限枚数を決めた現在では、そのような衝動に駆られることはほぼなくなりました。
当時に比べるとずいぶん大人になったものだと思いますし、それだけ「お金の使い方が上手になった」と思えば、自分を褒めてあげたくもなるというものです。笑
最近は冬でも夏服を着ています
最近はニットセーターなどの冬専用の洋服はほとんど手放してしまい、平日は「夏に着ていた半袖のカットソー+カーディガン」で過ごすことも多いです。
ニットはあたたかいし見た目もかわいくて好きなのですが、洗濯や毛玉の処理に気を遣うのがめんどうになりすぎて、もう着ない!と決めてしまいました。
アウターを羽織れば外を出歩いても凍え死ぬようなこともないし、オールシーズン着られる服中心のワードローブになっていて衣替えをする必要もないし、冬に夏服作戦は意外と快適。
冬服を買う費用も抑えられていいことづくめです。
服を買うのもオシャレも楽しいけれど、最優先事項ではなくなった
服を買わなくなったからといってファッションに対する興味がゼロになったわけではありませんし、今でも好みの系統のファッション雑誌はついつい買ってしまったりもしています。
とはいえ「好みの服」のストライクゾーンが狭まったのはまちがいなく、シルエットや手触りがよいこと以外にも、毎回洗濯しても消耗しにくいかとか、ベーシックなデザインでずっと着られるかとか、色々な判断基準をもつようになりました。
そういう意味ではやはりユニクロやGUといった、低価格でデザインもいいファストファッションブランドは便利で、今や手持ちの服はほとんどユニクロかGUで購入したものです。
休みの日はほぼ毎日着ているお気に入りのジーンズもユニクロのもので、今持っているが気に入っていて満足できているので、「新しい服がほしいな~」と思うこともなくなりました。
なにより、今はオシャレよりどちらかというと「貯金・節約」という趣味のほうが楽しく笑、ファッションにかかる費用はだいぶ抑えられている状態です。