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33歳/派遣社員/手取り14万円/地方移住/ふたり暮らし/の生活改善のログ。

【派遣で働く】派遣社員のメリットについて

 

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20代のなかば頃から派遣の仕事をはじめて、5年以上になります。

具体的な仕事内容は、

  • 地元(高知)で服飾雑貨の販売員として1年
  • 東京で大手食品会社の一般事務として2年
  • 1~2ヶ月ほどの単発の仕事(販売・受付・データ入力など)が4~5ヶ所ぐらい
  • 現在、地元にUターンして経理事務として働き、今年で3年目

……になります。

 

派遣社員などの非正規雇用の仕事は、いつ契約を打ち切られるかわからず不安定だったり、正社員に比べ収入が低いなどなどの理由で批判されがちですが、私個人としては、派遣の働き方をとても気に入っています。

万人におすすめできる働き方ではないのかもしれませんが(そんな働き方があるのかはわかりませんが)、ライフスタイルや個人の価値観にフィットするなら、非正規雇用だからと悲観しすぎる必要はないのでは、と思っています。

派遣で働くデメリットに関する、個人的な見解としては、下記のような個別記事を書きました。

 

 

 

この記事では、派遣社員のデメリットを補ってくれる派遣社員のメリットについてまとめます。

どれも「それをメリットと捉えられるかどうかは、人による」という側面はありますが、個人的には以下のような要素を強い魅力に感じているので、派遣の仕事をずっと継続しています。

 

 

 

 

気軽に辞められて気軽に転職ができる

 

個人的には、派遣社員の最大のメリットは、仕事の辞めやすさだと思っています。

大抵の契約は3ヶ月更新で、最長3年まで。

つまり、「この職場、合わないな~」と思ったら、ほんの3ヶ月我慢するだけで大手を振って辞めることができます。

「そんなすぐに辞めちゃったら、もう次は紹介してもらえないんじゃない?」と思われるかもしれませんが、派遣会社に連絡して正規の手続きを踏んで辞めれば大丈夫です。

※しかし、いわゆる”バックレ”なんてことをしてしまうとその派遣会社には居にくくなってしまうので、ちゃんと理由を説明して、”契約満了”というかたちで辞めることをおすすめします。

基本的には派遣会社にも派遣元にも強くは引き止められませんし、契約更新するかしないかは派遣社員の意志で決められます。

 

また、派遣社員には昇給がない代わりに(実際には交渉次第で昇給してくれる場合もありますが)、自分の生活の変化に合わせて職場を変えられるというメリットがあります。

もちろんそれなりのスキルアップをしていることが前提になりますが、派遣先さえ変えれば仕事の内容も、お給料も、休みも、勤務時間も、残業の多い少ないも、好きに変えられます。

田舎だと選択肢も少ないかもしれませんが、都会であればよりどりみどりです。

「今までは販売の仕事しかしたことなかったけど、事務もやってみたいな~」と思ったら「事務で未経験OK」のところを探せばいいのです。あとは自分のやる気次第!

派遣でもステップアップしようと思ったらできるし、逆にダウンシフトしたいと思ったらそれも簡単にできる、というわけです。

 

 

責任が軽い

 

派遣社員は「重要な決断をしなくてもいい(してはいけない)」ということも、個人的にはメリットに感じます。

仕事をしていると、これは自分の判断や采配でなんとかできるようなことではないな……という案件に遭遇するのは、そう稀なことではありません。

あちらを立てればこちらが立たず的な局面に陥ることも多々あり、そのような時に重要な決断をするには、決断するに足る根拠を固めることなども含め、大きな労力を要します。

正直、中間管理職などにはどんなに収入がよかろうとなりたくないな……と思ってしまいますし、そのように感じる人は少なくないのではないでしょうか。

 

しかし、正社員であれば、役職付きであろうとなかろうと、多かれ少なかれそのような責任が伴います。

無責任と言われればそれまでですが、そのような責任はできる限り負いたくない、という私のような人には、派遣社員はおすすめです。

 

 

社内/部内/課内の争いに巻き込まれずにすむ

 

労働にまつわる精神衛生負担の大部分は、人間関係の不和で構成されています。それは、正社員でも派遣社員でも同じことです。

ですが、派遣社員なら、利害関係を発端とするトラブルの多くから距離を置くことができ、上司に対する不満を抱きにくかったり、露骨な派閥争いなどに巻き込まれにくいという利点があります。

 

たとえば、部署内で社員の管理職に対する不満が溜まり、管理職は社員のマネジメントが満足にできておらず職場の空気が険悪に……というような場面でも、

  • 「正社員は大変だなあ~」
  • 「○○さんの言いたいこともわかるけど、課長の苦労もわかるから、難しい問題だなあ~」
  • 「○○さんの言ってることは、ただのワガママだと思うわ~」

……という、100%他人事、対岸の火事、高みの見物で済ませることができます(もちろん、態度には出しませんよ!!)

なぜなら派遣社員はその会社に雇用されているわけではないので、どんな争いごとが起きようが、派閥ができようが、それに関わることで自分に直接的なメリットがあるわけではないのです。

ふつう正社員側も、自分たちの会社のもめごとに、よその会社に所属している派遣社員を巻き込むようなこともしません。

※もし巻き込まれて困ったときは、派遣会社の営業に相談したほうがいいです。

 

そういう揉め事が三度の飯より好きという人はいいかもしれませんが、個人的には、なんの得もないのに社内のイザコザに巻き込まれるのは遠慮したいところですので、派遣社員の立場はとても気楽で快適です。

極端な話ですが、悪質な社内イジメなどともほぼ無縁でいられるはずです(そんなものに関与させられそうになったり、万が一標的になったりしたら、次の契約更新をしなければいいだけなので)

 

 

仕事ができるようになれば、居心地がよくなる

 

派遣社員の最大のデメリットは、どんなにがんばって働いて成果をあげたとしても、それで自分のお給料や待遇がよくなるわけではないということです。

とりあえず言われた仕事を、言われたとおりにやりたいという人にとっては特段の不都合はないかもしれませんが、

  • 「どんどん難しい業務に挑戦して、スキルアップしたい」
  • 「がんばって働いて成果を出して、適切に評価されたい」

という人は、派遣社員として働くことはおすすめできません。

 

派遣社員のお給料は、2020年4月の法改正以降は、以下のような算定方法で決まるようになっています。

 

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スタッフサービスグループ公式HPより)

 

www.staffservice.co.jp

 

つまり「その派遣先にどれだけ貢献しているか」は、毎月のお給料には反映されないということです。ここが、派遣社員と正社員の大きな違いです。

 

どんなにがんばって働いても、どんなに難しい業務を担当することになったとしても、時給は据え置きです。

派遣先にとっては、お給料はそのままでたくさん働いてくれて、正社員の負担を減らしてくれる派遣社員は、言ってしまえば「コスパのいい、使い勝手のいい人材」でしかありません。

そのことにどんなに憤ったところで、その事実は変わりません(逆の立場からすれば「そりゃそうだよな」とも思いますし)

だったら言われたことを最低限こなして、余計ながんばりはしないほうがこちらとしてもコスパがいいし、やる気が変な方向に空回って契約に反するようなことをしてしまうと、派遣先も自分もお互い不利益を被る……ということにもなりかねません。

 

ただ、では、派遣社員はどんなにがんばって仕事をしたところで全部ムダなのかというと、それは違うと思っています。

言われたことを言われた通りにする、というのも口で言うほど簡単なことではありませんが、それ以上のプラスアルファの働きをしたとしても、それが何の意味もないということにはなりません。

単純に、プラスアルファの仕事をしてくれたということに感謝をしてもらえますし、かわいがってもらえますし、自分のスキルアップの助けにもなるケースも多々あります。

 

「そんなことをしたら調子に乗られて、課せられる業務がどんどん増えて手に負えなくなる!」というケースも、もちろんあります。

そこまでしてあげる義理はない、と思うのも確かです(私もわりとそう思うほうです)

もちろん、自分のキャパ以上のことを無理してやる必要はないとは思いますが、

  • そこまで無理をしなくてもできることや、
  • 自分の得意分野や、
  • 「まあ、この人のためだったらこれぐらい、やってあげてもいいかな」と思えるようなこと 

……のようなことだったら、できる範囲で手助けすることで、その職場での居心地がだいぶよくなります。

もし、職場の人と円滑なコミュニケーションをとれていなくても、与えられたことプラスアルファまで仕事ができていれば、だいぶ重宝されるはずです。

なぜなら、それができる人、そこまでしてくれる人というのは、派遣社員のなかでは(もしかしたら、正社員を含めても)そう多くはないためです。

要するに他人よりも仕事ができればそれに越したことはないということですが、「ほんのちょっとだけ、人よりもがんばる」というのは、派遣の仕事を快適に長続きさせるコツだと思っています。

 

 

大企業で働ける

 

派遣社員の大きなメリットは「自分の好きな企業で働ける」ということです。

お給料や勤務地・環境・企業の知名度・職種・自分のやりたいこと・スキル・キャリアのことなどなど、色々な条件を総合して「ここで働いてみたい!」と思うような職場に挑戦することができます。

派遣社員なら、普通に正社員として選考にかけられたとしたら逆立ちしても入社できないような大企業でも意外にハードルが低く、スルッと紛れ込めたりします。

 

勿論、正社員と派遣社員では待遇や仕事内容に大きな差があります。 派遣として働いているからといって、その会社に直接雇用されているわけではないので、当然のことです。

不況に陥れば、派遣先の都合で一方的に契約を打ち切られる可能性も充分あり得ます。

それは勿論、その企業に「正式に」採用された正社員と、あくまでも「派遣されてきた立場」の派遣社員では、差があって当然です。

 

しかし、大企業に派遣社員として勤務するメリットがないわけではありません。

大企業での派遣仕事を経験して感じた、私の個人的な感想は以下のようなものです。

 

  • 比較的、正社員に気持ちの余裕がありやさしい
  • 高学歴で頭のいい人や仕事のできる人がゴロゴロいる
  • 働き方に対するスタンスが合理的
  • 仕事できつい思い・面倒な思いをする時は、その人が悪いのではなく「仕事のシステム」が悪い、というのが共通認識
  • 書類や伝票は基本的にダブルチェックでしっかり確認してもらえる
  • ミスの防止・改善に時間を割く人的余裕がある
  • 女性の管理職が多い
  • 残業はできるだけ減らして、仕事は定時で終えるのが理想という風潮
  • 経営が安定しておりクビを切られにくい

 

……などなど、大企業の空気に慣れてしまうとそれ以外で働けなくなるという話を聞いたことがありますが、それも一理ある……と思います。

すべての中小企業が非効率的で無駄の多い仕事の方法から抜け出せていないとは思いませんが、「その会社が築いてきた、その会社なりのやり方」のようなものに固執している割合は多いように思います。

大企業は、そういう意味では「先人が築いた固定観念」のようなものが薄いような印象を、実際に働いてみて感じる場面が多かったです。

人数が多いだけ人の入れ替わりも多く、ひとつの仕事が様々な人の手に渡りやすいというのも要因の一つかもしれません。

 

大企業はやはりなんだかんだでそこで働くメリットが多く、そこで働く派遣社員もその恩恵にあずかれることが多いです。

デメリットがあるとしたら「正社員登用してもらいにくい」ということですが、これは企業によるのかもしれません。

しかし、たとえどんな大企業であっても、「経営が厳しくなったら真っ先に切られるのは派遣だ」という覚悟は持っておいた方がいいように思います。

なにかあっても自分の身は自分で守るために、今いる場所で、それなりのスキルアップをしていった方がいいです。

派遣会社に登録して「おっ」と思う企業があれば、応募してみたらアッサリ受かることもあるので、挑戦してみて損はないと思います。

 

 

貯金を貯めてミニリタイアできる

 

私がよくやるのが、「2~3年派遣で稼いでお金を貯め、1年ぐらい休み、貯金が底を尽きたらまた働く」という働き方です。

これは派遣社員だからこそできる働き方であり、私が派遣で働いている最大の理由です。

最近はこのように、フルタイムの仕事を辞めて年単位での休暇期間をとることを「ミニリタイア」とか「プチリタイア」と言うそうです。

アーリーリタイアやセミリタイアのように多くの資産を築かずとも一時的なリタイアができるのですが、このような働き方と、近年の派遣社員の雇用制度はかなり相性が良くなっています。

 

2015年の派遣法改正以後、派遣社員がひとつの職場(部署)で続けて働くことのできる年数が、最大3年までに限定されました。

それを超えて働く場合は、正社員などで直接雇用してもらってね~という、雇用促進のための改正でしたが、実際は3年で雇い止めをする企業のほうが大多数なのではないでしょうか。

私はできるだけ働きたくない、貯金があるうちはそれを消費しつつ、働かないでのんびり暮らしたい……という怠惰すぎる人間なので、契約終了後は最低でも半年ほど、働かない期間を作っています。

 

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(無職期間に九州でバックパッカーごっこをしていたこともありました)

 

もちろん、働いている間に自力で貯めたお金が原資となるので、それがなくなればまた仕事を再開します。

働いている間から休業期間のことを想定して、余剰金はできるだけ貯金にまわすようにしていますし、毎月の生活費がそこまで多くないので毎回1年ぐらいはゆったりできています。

1年も休みがあれば、旅行にいきまくることも気が済むまでグウタラすることもできます。

また、家族の介護の手伝いをしたり、自分の持病の治療のために入院とちょっとした手術をしたこともありました。

 

休業期間(ブランク)があると次の仕事も見つかりにくいのでは?と思われるかもしれませんが、派遣社員の場合、案外簡単に次の仕事が見つかることも多いです。

私は毎回適当な建前でお茶を濁していますが、ブランクの理由を掘り下げて聞かれたこともありません。

手順としては、「そろそろ働かなきゃな~」と思ったら派遣会社に連絡をして調整してもらい、だいたい1~2ヶ月ほど就職活動(?)をすれば、前回と同じぐらいかそれよりもちょっといいくらいの就業条件の職場が見つかる、といった具合です。

もし、どうしてもめぼしい派遣先が見つからなければ、1ヶ月~単位の単発の仕事を紹介してもらい食つなぐということも可能です。

 

正社員であれば、1年以上もの長期休暇となるとそう簡単にはとらせてくれませんし、再就職活動も大変になります。

また、再就職先は、以前よりもお給料が低かったり、待遇のよくないところしか選べない……というケースがほとんどではないでしょうか。

 

 

失業保険がすぐに受け取れる

 

派遣社員でも雇用保険さえ払っていれば、失業保険の申請ができます。

しかも、申請にあたっては自己都合による退職ではなく、会社都合による退職の扱いになり、給付金の受け取り開始日が早まります。

100%自己都合で辞めたとしても、3ヶ月や半年といった更新のタイミングに契約終了となれば、会社都合として扱ってもらえるようです。

これが地味に助かります!

自己都合退職であれば3~4ヶ月ぐらい待って就職活動をしてようやく受け取れる給付金が、早ければ退職の翌々月には受け取れるので、貯金が少なくともある程度腰を据えて再就職先を探すということができるようになっています。

これも派遣社員ならではのメリットと言えます。

 

 

履歴書を書かなくても就職活動ができる

 

個人的にはものすごく魅力に感じるけど、一般的には、これにそこまでのメリットを感じる人はそう多くないのでは……?と自覚しているものの中には、「就職活動に履歴書が不要である」というものがあります。

履歴書、大キライなんですよね……書けることもそんなにないし……未だに手書きが推奨されているのも意味が分かりませんし……証明写真を撮るのもめんどうだし……。

(というか、あの証明写真って何のために貼るんですか??本当に謎)

 

派遣社員の就職活動(?)に使われるのは、履歴書ではなく「ジョブカード」とか「ジョブシート」と呼ばれる職務経歴書のようなもののみで、これはなんと、ほっといても派遣会社が勝手に作ってくれます(※派遣会社によるかもしれません)

同じ派遣会社に長く所属していると、個々の契約内容はすべて会社で把握してくれているので、特に申告などしなくも勝手に更新してくれます。便利!

派遣会社を変えた場合は、いちばん初めに過去の職務経歴を自己申告する必要がありますが、わざわざ履歴書を書いたりする必要はなく、大手派遣会社ならweb上で完結することも多いです。もちろん証明写真など不要!です。

 

派遣先との顔合わせ(という名の面接)の際に派遣会社の営業が同席し、持参したジョブカードをもとに話を進めてくれます。

自分の経歴や特技を対面でアピールするのが苦手な人でも、いい営業さんに担当してもらえれば、すべて自分のかわりにがっつりとアピールをしてくれます。

なぜなら、それがその営業さんのお仕事なので。

逆を言えば、そのあたりのことをちゃんとしてくれない派遣会社は、今後のことなども考えると、あまり長居しないほうがいいかもしれません。

 

 

まとめ

 

以上、長々と書きましたが、派遣社員の働き方にはデメリットだけではなく大小さまざまなメリットがあるということをお伝えしたく、まとめてみました。

もちろん仕事は楽しいことばかりとは限りませんし、当初の契約になかった責任の重すぎる業務を割り振られ、あまりの理不尽さに「マジでバックレたろか」と思ったこともあります。笑

とはいえ派遣先の社員さんなどはいい人の方が大多数だし、派遣社員だからと雑に扱われたことは一度もなく、一従業員として大事に扱ってくれることのほうが多かったです。

職場の居心地がいいと、不思議と「まあ、できる範囲でがんばるか……」という気分にもなれます。

 

正社員の働き方に疲れたり疑問に思ったことのある人、もしくはずっとフリーターや無職で、もうちょっといい時給で働きたい、毛色の違う仕事がしてみたい……という人には、派遣社員の働き方はおすすめです。