今年、楽天証券に口座を開設して、少額ながらインデックス投資をはじめました。
きっかけは楽天ポイントの使い道に困ったこと
楽天経済圏にどっぷり浸かるようになって、ポイントがやたらめたら貯まるようになりました。
日々の生活で必要な出費はほぼすべて楽天カードで決済をしており、ひと月あたりのカード払い金額×1%のポイント還元が受けられます。
更には、楽天銀行を口座開設するなどしてSPUが常時10%ほどになり、楽天市場での買い物でもザクザク貯まるようになりました。
貯まったポイントは楽天モバイル利用料などの必要経費の支払いに充てるものの、有効期限つきの”期間限定ポイント”から消費していくことになります。
なので、有効期限がない”通常ポイント”はなにかと余らせがちでした。
ポイント現金化のために、楽天証券を口座開設
ポイントが余りまくっているからといって楽天市場で無駄遣いをしても仕方ないし、なんとかこのポイントを現金化する方法はないか……と調べるうち、楽天証券で口座開設をすれば、通常ポイントで信用投資ができるということを知りました。
楽天ポイントで株を買い、すぐに売ってしまえば数日後に銀行口座に入金されるので、間接的にポイントを現金化することが可能というわけです(※取引手数料が発生する可能性があります)
ちなみに、楽天証券は100円から投資信託ができます。
ためしにポイントを使って手数料の少ないインデックスファンドをほんの少額買い、すぐに売却してみたのですが、だいぶタイムラグはあるもののポイントと同額が銀行口座に入金されました。
この方法でポイントを即、現金化してしまってもいいのですが、買い付けた信用投資の評価額が上がったり下がったりするのが楽しく、最近ではポイントで買った信用投資もほとんど売らずに証券口座に入れっぱなしにしています。
(そしてコロナショックをまともに食らいました。笑)
原資は特に使いみちのない余剰ポイントであり、自分のお財布を痛めて買ったものではないので、最悪紙くずになったとしても諦めがつきます。
入金したり出金したりの手間もわずらわしいので、今はそれほどお金に困っているわけでもないし、ポイント投資分は口座に寝かせておこうと思っています。
つみたてNISAもはじめました
インデックス投資について勉強するうちに、話題の”つみたてNISA”の制度を利用すれば、運用益にかかる税金が免除されるということを知りました。
通常、運用益には20%ほどの税金がかかるので、仮に投資で1,000円の利益が出たら200円は税金で天引きされることになります。
投資したお金はしばらくほったらかしにしておくので、寝かせているうちに利益がでる可能性も充分あります。
どうせなら税金をとられないほうがいいなと思い、つみたてNISAの口座も開設しました。
インデックス投資をはじめてよかったこと
余ったポイントを現金化したいというセコすぎる理由ではじめたインデックス投資でしたが、はじめてみると予想外のメリットがいくつかありました。
無駄遣いが減った
私はインデックス投資をはじめたことで、間違いなく無駄遣いが減りました。
現在、楽天ポイントはもちろん、貯金(現金)も少しずつ普通預金口座から証券口座へ移行して、投資信託の割合を増やしています。
家計における”投資にまわすお金”が増えるということは、それだけ、それ以外の”生活に使えるお金”が減ります。
日常生活で不要なもの、余計なものを買うくらいなら投資信託を買ったほうが、購買欲は満たされるし投資額は増えるし一石二鳥です。
投資を貯金のかわりにするのはよくないのかもしれませんが、個人的にはほとんど”貯金の上位互換”のような扱いになっています。
もしリスクをとりすぎて資産が減ってしまったとしても、不要なものを買っていたら1円も残らずゴミとして捨ててしまうことを思えば、”要らないものを買うかわりに投資信託を買う”のはアリなのではないかと思っています。
お金を稼ぐことに対する認識が変化した
今までは、お金とは、「自分が働いて、汗水たらしながら稼ぐもの」という認識だったのが、なんとなく変化しました。
なにせほったらかしているだけで口座のお金が増えていくので(もちろん減ることもありますが)、本当に微々たる金額とはいえ、正真正銘の不労所得を得ることができます。
日によってはなにもしていなくても、1日派遣事務として働くのと同額程度の運用益が発生することもあります。
もちろんそれを収入のアテにして頼るつもりは(今のところは)ありませんが、自分が労働をしなくても、収入を得る手段はあるということの一端を垣間見れたのは、よかったことのうちのひとつです。
変に気負わなくても、時給労働に固執しなくても、お金を稼ぐ方法っていろいろあるんだな~とフンワリと勉強になりました。笑
投資への苦手意識が減った
インデックス投資に関して、本やブログ、YouTubeなどで勉強するうちに、だんだんと投資に対する苦手意識がなくなってきました。
以前はリアルに「投資って要するにギャンブルでしょ??」と思っていたクチなのですが、インデックス投資に関してはその認識が誤りであることがわかりました。
自分の負えるリスクの範囲内であれば、資産を増やすために投資をすることは決して握手ではないということ、むしろインフレリスクを考慮すれば普通預金にもリスクはあるということを知り、今までの自分は”投資=リスク”の先入観にとらわれすぎていたことに気づきました。
飽きたらやめるかも……
インデックス投資は本来、中~長期的に保有して少しずつ資産を増やしていく投資方法です。
つみたてNISAなどは特に、売却してしまうとその分だけ運用できる枠が減ってしまうので、できれば20年、30年とホールドしておくのが”正解”だとは思います。
が、私はもし普通預金が尽きたらふつうに売ってしまう気満々です。
なんなら「今はなんとなく楽しめているけど、飽きたら手放す」ぐらいのゆるゆるな運用でいこうと思っています。
お金が増えるのはもちろんうれしいのですが、資産を増やすこと自体にはそこまで強い関心はないし、そもそもの目的は”楽天ポイントの現金化”です。
微々たる運用益を収入のアテにするのではなく、「金利が0.1%かそこらの銀行預金より、投資のほうが利回りがいい(可能性が高い)のでそっちに預けようかな」程度の感覚です。
株の成長率などにもあんまり興味はありませんし……。
私にとって投資は、お金を増やすためのものというよりも、無駄遣いを抑制するツールのうちのひとつになりつつあります。
それはそれとして立派に役目を果たしてくれているので、とりあえずはゆる~い投資を続けていこうと思っています。