生活費を切り詰めようとすると、最終的にはコストカットの対象となるのを避けられないのが、趣味にかかるお金です。
家賃などの固定費はある程度のところまで削ることはできてもゼロにはできないし、食費はあまりに削減しすぎると健康状態に影響しかねません。
そうなると、削れるところは生活必需品以外の出費で趣味性の高いもの、私の場合は書籍代やゲーム代などが対象になってきます。
ところがこの「趣味にかかる費用」、あまり急激に削減してしまうと、生活の潤いとか楽しみが一気になくなったような気持ちになり、節約に対するモチベーションが露骨に低下します。
なんというか、毎日ただ起きて食べて仕事して寝るだけのために生きているようで、気分が塞いできてしまうのです……。
せっかく節約のためにがんばっても、毎日の生活がなんにも楽しくないとなると本末転倒ですし、せっかくの節約がリバウンドしてしまうこともあり得ます。
趣味のためのアイテムは、メルカリで調達&手放す
そこで、ここ最近は趣味の出費はメルカリの売上金でまかなうというマイルールを設定しています。
以前は、書籍・ゲームといった趣味アイテムはAmazonや古本屋などで購入していたのですが、最近はほとんどすべてのものをメルカリの売上金で購入しています。
不用品を売ったお金で読みたい本や遊びたいゲームを購入し、購入したものが不要になったらメルカリに出品する、ということを繰り返しています。
手数料や送料などの必要経費が発生するため「購入した価格でそのまま売却する」というようなことは難しいですが、それでも定価で購入するよりもはるかに安上がりに趣味を楽しむことができるので、もはやメルカリは手放せなくなっています。
遊び飽きて不要になったものもメルカリを使えば、
「購入金額と同程度の売値」-「メルカリの手数料(10%)」-「送料(175円~)」
という金額で売ることができ、購入資金の何割かを回収することができます。
一例として、先日メルカリで4,200円で購入したあるゲームソフトは、下のような金額で売却できました。
購入時期と売却時期のタイミングがよかったおかげで、「購入金額の何割かを回収」どころか、わずかながらの収入まで発生しています。
もちろんこれはすごくうまくいった例のうちのひとつで、私はせどりのプロではないので、出品したものを毎回黒字にできるとは限りません。
だいたいは買った金額の5~8割ほどを回収できればいいほうかな、といったところです。
メルカリはミニマムライフの味方
また、メルカリを利用するメリットとして、持ち物がむやみやたらに増えていかないということが挙げられます。
私の場合、購入した趣味のものをすべて自宅に保管する必要があり手放せないとなると、本棚などの収納場所が必要になってしまいます。
持ち物が増えると、広い部屋に住まなければいけない、引越しをする時に荷造りが大変になり費用もかさむ、日頃の掃除もこまめにしなければいけない……などのデメリットが生じます。
もちろんすごく気に入っていて何度も読み返したいような本は手元に置いているのですが、あまり気に入っていないものや、いわゆる「積ん読」「積みゲー」が家の中にあふれかえっている状態は、できるだけ避けたいところです。
古本屋などのリサイクルショップに持ち込んでも買取金額は微々たるもの……ということも多いので、どうせ手放すのであればメルカリを活用して、少しでも手元に残るお金を増やしたいということで、かれこれ数年単位でいつもお世話になっているというわけです。
欲しいものはシェアする、新しい趣味の楽しみ方
モノを常に自分の手元に置いて保管をしておかなくても、メルカリにアクセスできる環境さえあれば、あらゆる商品を割安価格で購入することができます。
特に、趣味のゲームソフトに関しては、「欲しい」と思ったタイトルがひとつも出品されていなかったということは、今まで1度もありません。
日本中のユーザーのおうちが無数に寄り集まって巨大な「倉庫」を作り出しており、そこにメルカリを経由してアクセスすることで「荷物の引き出し」ができる……というようなイメージです。
正直、メルカリ以前/以後では、「革命が起きた!!」と言っても過言ではないと思っています。
最近ではメルカリのアプリも、バーコード出品で手軽に出品作業ができるようになったり、メルペイというキャッシュレス決済機能がついたりと、進化を遂げています。
メルペイにはコンビニなどで使えるクーポン機能もついていますし、ガラケーユーザーである私などは完全に乗り遅れましたが、○○ペイブームの頃は利用金額の50%還元キャンペーンなどもやっていました。
メルカリはただ不要品を売り買いするだけのものではなくなっており、そしてこれからも更に進化していって、上手く使えばとんでもない節約効果を生んでくれるものになるはずです。
ただ、こういったアプリは使い方を間違えると、必要のないものを買いこんでしまったり「安物買いの銭失い」を頻発させる要因にもなりかねません。
メルカリに限らず、Amazonや楽天などのお買い物系サイト全般に言えることではありますが、このようなサービスは適切な距離感をとりつつ上手に活用することで、我々の生活を豊かにしてくれるものなのだと思います。
メルカリの更なる進化に期待しつつ、節約と、趣味の充実の一挙両得を狙っていきたいところです。