数年前の誕生日プレゼントに、無印良品の「体にフィットするソファ」を買ってもらってから、すっかりこのソファの上が定位置になっています。
”人をダメにするソファ”の異名をもつソファ
(画像は公式サイトより)
この「体にフィットするソファ」、発売当初よりちまたで”人をダメにするソファ”と呼ばれており、今日ではもはやその異名のほうが有名なのではないでしょうか。
今でこそこのたぐいの巨大ビーズクッションはよく見かけますが、その評判通り、一度座ったらなかなか立ち上がれません。
私はなんなら週に2~3日くらいはこのソファで寝落ちして朝までぐっすり熟睡していまうぐらい、”人をダメにするソファ”の虜になっています。
この記事では、そんな人をダメにすることで有名な”人をダメにするソファ”にプラスすると、もっと人をダメにさせることができるアイテムをご紹介します。
※なお”人をダメにするソファ”という通称が長すぎる(「体にフィットするソファ」はもっと長い)ので、以後”人ダメソファ”と呼称を短縮します。
人ダメソファと相性がいい(ある意味悪い)アイテム
こたつ(冬限定)
↓こちらのツイートのレベル7状態のことです。いきなり最大レベル。
無印の通称「人をダメにするソファ」を2つ買ってからというもの、ことごとく日々の予定をダメにされ続ける生活のため、思わず自分で分類してしまいました。 pic.twitter.com/CzGrwLQqaP
— ちちかわ (@emi_haha) 2014年4月8日
我が家はもとよりこたつを自作して更にベッドの上に置くという暴挙にでており、こたつを併用するシーンでは、必然的に人ダメソファもベッドに乗っていることになります。
すると何が起こるかというと、
人ダメソファに座りつつ作業
↓
ぬくぬく状態でついうとうとしてしまい、寝落ち
↓朝まで目が覚めない
……という一連の流れが、ごくごく自然に、シームレスに行われてしまうのです。
週2~3の頻度で寝落ちしてしまうのも無理はないという話なのです。もちろん起きたときは喉がカラッカラです。
大人なんだからソファで寝てはいけない、ちゃんとベッドに横にならないと疲れがとれないなどという理性的な思考はこたつと人ダメソファのコンボの前では無力です。
スマホ・タブレット用アームスタンド
※PC左にあるのがスマホ用アームスタンド
スマホ用スタンドは、もともとパソコン作業中にスマホを見たい時にいちいち手に持つのがめんどうで、作業環境の向上のために買ったものでした。
だったのですが、はじめて人ダメソファと併用した時に「あ、これはダメなやつだな」と一瞬で悟りました。
スマホアームがあると、当然のことながら「スマホを持って目の前にかかげる」という作業を一切しなくてもよくなります。
つまり、ソファに寝転がったままYouTubeを見たり、映画やアニメを見たりしながら何時間も身動きをとらない、といったことが容易にできてしまうのです。
そうすると、ただでさえ一度座ると立ち上がることが困難な人ダメソファに、更に何時間も拘束される”理想的な状況”ができてしまいます。
ふつうに椅子に座ってTVを見たり、スマホを手に持ちながらYouTubeを見る場合、どうしても腰や腕に”疲れ”がでます。
同じ体勢で何時間もじっとしているのは、本来とても不自然なことだからです。
しかしこれが人ダメソファとなると、ダラ~ンとした至極ラクな体勢で、しかも目の前には目まぐるしく展開する映画の画面が設置されているという状況ですので、もはや体を動かす必要がなくなるのです。
人ダメソファが本当の進化を発揮するのは、スマホ・タブレット用アームを買ってからと言っても過言ではありません。
ニンテンドースイッチ
私はゲームハードではPS4とニンテンドースイッチを所有していますが、人ダメソファと相性がいいのは圧倒的にスイッチのほうです。
理由は当然、ニンテンドースイッチはモニターなしの携帯ゲーム機として遊べるためです。
人ダメソファに横になりつつできることで、ゲームはかなり”人としてダメ感”が強いのでおすすめです(?)
ただ、携帯モードでゲームをしていると充電の必要があり、必然的に2~3時間ほどでプレイを中断しなければいけないのが救いと言えば救いです。
そうでなければ、買ったばかりのゲームにハマっている時などは余裕で半日くらいは潰れてしまいます。
毛布or電気毛布
※これはお気に入りの寝袋。
人ダメソファに座ってみるとわかるのですが、このソファは見た目以上にあったかいんですよね。
地面との距離がかなりあり、しっかりとしたビーズで隔たっているので、床冷えせず自分の体温だけでわりとしっかりあたたまることができます。
それ故に、夏の間はちょっと暑くてジットリ感があるのですが、冬は毛布が一枚あるだけでぬくぬくで過ごすことができます。
もちろんこたつがあればあたたかさMAX状態ではあるのですが、春や秋のちょっと肌寒い季節であれば、暖房要らずで地味な節約になっているような気がします。
更に、電気毛布があればこたつよりも省エネなのかもしれません。私も次の冬には試してみようと思います。
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人をダメソファにするソファ
人ダメソファといちばん相性のいいアイテムは人ダメソファです。
お前はなにを言っているんだというかんじですが、私はこれを、以前訪れたことのある、都内の某スーパー銭湯で痛感しました。
このスーパー銭湯は、リラックスして床に寝そべれるような共有の休憩スペースがかなり広く、たしかYogiboだったと思うのですが、大きめのビーズクッションがたくさん置かれていました。
私が行った時はたまたまお客さんがすごく少なく、ひとりで2個のビーズクッションの上にに寝転んだりして遊んでいました(もちろん、人が増えてきたタイミングでお行儀よくひとつだけに減らしました)
その時に思ったのが、「うちの人ダメソファも2個あったら、とっても楽しそうだなぁ~」ということです。
人ダメソファが2個あれば、並べるともはやちょっとしたベッドぐらいの大きさになります。
1個の状態でさえ何の問題もなく熟睡できているのだから、その安眠効果は計り知れません……。
私が将来的に同じ無印のソファをもうひとつ買ったとしたら、そういうことです(?)
自分専用のリラックススペースがある幸福感
このソファのもっとも素晴らしいところは、ひとたび座ることで、
- ソファに包みこまれて、受け入れられているかんじ
- そこにずっといても許されるかんじ
……を、感じ取ることができるところだと思います。
一度座ってしまうと抜け出せない人ダメソファの魔力は、ビーズクッションの弾力により楽な姿勢を維持できるという物理的な心地よさもありますが、なによりも自分専用の”居場所”を作ってくれることにあるのではないかと思います。
私は配偶者と同居しており、それぞれの個室が用意されているような大きな家には住んでいないので、どうしても家の中のスペースはすべて”二人の共有スペース”となってしまいます。
それに不満があるわけではないのですが、やはり自分だけの、専用のソファがあると、なんとなく気持ちが落ち着くのは確かです。
最近はあまりに居心地がよく、このソファを中心に自分専用の作業スペースを構築しはじめている始末です。
(2021年4月時点でこんな状況です。同居人は呆れ半分どうでもよさ半分ぐらいの生暖かい目で見守ってくれています)
引きこもりにはうってつけの神アイテム
もともと私は引きこもり体質でひとりで過ごす時間も好きなほうだったため、このソファの存在があまりにも体質にマッチしてしまい、もはや二度と手放せなくなっています。
家の中に最高に居心地のいい”自分専用の居場所”があると、休みの日にわざわざ外出して買い物をしたり、外食をしなくてもよくなるので、生活費の節約にもなります。
一度ハマったら抜け出せない”沼”と呼んで差し支えない、人をダメにするソファもとい「体にフィットするソファ」。値段はちょっとお高いですが、おすすめです。
※ただし、座ったまま抜け出せなくなって生活が破綻しても責任は負いかねます。