Baselog -生活と家計の改善のログ-

週休5日を夢見る派遣社員。

気付けば節約していない

生活費の最小化に取り組んでかれこれ数年。

ふと気づくと、節約意識はすっかりなくなっているにもかかわらず、半自動的にお金が貯まる仕組みができてしまっていました。

 

 

節約していないのにお金が貯まっている

 

これは2018年から現時点(2022年末)までの、生活費と貯金額の推移をグラフ化したものです。

見てわかる通り、2018年から月々の生活費はゆるやかに減少していき、2021年に下げ止まり、2022年はだいぶ出費が増えてしまっています(主に6月に購入したMacBook Airのせいです……)。

ちなみに月々の生活費と貯金額に相関関係がないのは、無職の期間があったり、副業で得られる収入に変動があったりするためです。

2022年は生活費が増大しているものの、

  • 派遣事務のお仕事の時給がUPしたこと
  • 副業収入が好調なこと
  • わずかながら株の配当金があること

……など、いくつかの収入アップの要件があり、結果として毎月7万円ほどを貯蓄にまわすことができました。

 

節約はほとんど意識していないのに、貯金が増えるバグ

 

生活費を削減し続けた2018年~2021年までの4年間に比べ、ここ1年ほどは節約というものをほとんど意識しておらず、それは家計簿の数字にもしっかりと表れてしまっています。

にもかかわらず、貯金額の平均はひと月当たり約7万円と、カツカツに節約していた2020年頃とほぼ同じ水準に到達しています。

結局、生活費を削減するより収入を上げたほうがお金は貯まるという話か……とも思いました。が、2015-16年頃に東京に住んでいた頃は、もっと収入が多かったにもかかわらず、支出も今よりだいぶ多かったためにまとまった貯金などはほとんどできていませんでした。

それを思うと、細かな節約より、固定費を下げて収入を上げることでお金は貯まると言ったほうがより現実的かもしれません。

 

固定費を削減する

 

現在、私が固定費として支払っているものは、

  • 家賃
  • 光熱水費
  • 通信費

……の3つです。

厳密には、

  • YouTubeプレミアムなどのサブスク代
  • 通勤にかかるガソリン代
  • 自炊にかかる食材代

……など、定期的に一定額の支出のあるものは固定費として扱っても差し支えないように思いますが、家計簿上はわかりやすさを重視して「家賃」「光熱水費」「通信費」を固定費としています。

 

金額が毎月ほぼ同じで、簡単に削減できないのが固定費

 

この3つは、自分の都合では簡単に削減することができないという点で共通しています。

家賃や通信費は定額ですし、光熱水費は同居人との共用につき折半しているため、自分ひとりの努力によって削減するということが難しいものです。

電気代を下げようとすると多少の我慢が必要になりますし、自分にも同居人もストレスがかかり、生活の満足度が下がります。そのため、我が家では光熱水費も”節約できない項目”として取り扱っています。

ざっくりとした金額としては、家賃・光熱水費が約20,000円、通信費が約3,000円という内訳で、23,000円ほどが”毎月イヤでも出ていく金額”となります。

 

固定費を減らすと、年収200万円台でも一生お金が貯まっていく

 

一般的には「家賃の目安は手取りの1/3」などと言われたりしますが、個人的な感想では、”毎月イヤでも出ていくお金”が手取りの1/3を占めている状態は、できれば避けたいところです。

収入が今の倍あれば、家賃に10万円を使ってもまだ20万円ほど余るので、そこから生活費と貯金をまかなうことはできます。

しかし、現在の私の手取り15万円ほどから家賃に5万円を使ってしまうと、残額10万円から生活費と貯金を確保しなければいけなくなり、どうやっても、シンプルに貯金が減ります。おそらく、月3~4万円も貯められれば上出来といったところです。

現在は、家賃の安いところに引っ越したり、同居人と折半したりといった対策を講じることで家賃は月2万円以下まで抑えることができ、余剰金をまるっと貯金や投資にまわすことで、月7万円を貯蓄することができている、という計算です。

 

変動費は無理には節約してない

 

固定費以外の部分では、もはや意識的に節約しているものはありません。

日用品はなくなったらガンガンに買い足すし、ある程度予算は決めているものの、趣味の本やゲームに関してはお財布がガバガバになりがちです。円安でMacbook Airが値上げするから……といって、駆け込みで12万円ほどの出費に見舞われたこともありました。

ここ数年はコロナの影響と同居人のライフスタイルの変化に伴って、旅行にお金を使うことが減りましたが、それもおそらく一時的なものと考えられます。

 

ガソリン代と洋服代はだいぶ減ってます

 

以前と比べて激減した生活費目は”交通費”と”服飾費”のふたつです。

交通費は車に乗るのを控えて原付バイクや自転車移動をメインにしたことで、ひと月あたり1,000~3,000円ほどまで削減することができました。

服にお金をかけなくなった原因としては、

  • 洋服にかける情熱がなくなったこと
  • 毎日毎日同じ服(主に黒スキニーパンツ)を着ていてもなにひとつ抵抗がなくなったこと
  • 休日にショッピングモールに服を買いに行く体力と精神力を失ったこと

……などが考えられます。

いずれもものすごく我慢をして切り詰めているというより、生活スタイルや感覚の変化に伴い、自然とそうなっていった、と言ったほうが正確です。

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買い物自体も昔はわりと好きなほうだったのですが、今はわざわざ休みの日に人混みにもまれながらウィンドウショッピングをするより、家の中に引きこもって本を読んでいるほうが好きです。

本は図書館で借りてくればタダで読めるし、交通費もかからないし、無駄遣いも防げるし、節約と引きこもりはあまりにも相性が良すぎます。

 

副業で収入UP

 

最近は副業をがんばることにより、派遣事務の給料以外にも収入を得ることができるようになり、それも貯蓄の増加にわずかながら貢献してくれています。

以前はひと月あたり1,000円、2,000円稼げれば上出来だったものが、現在はだいぶムラはあるものの、コンスタントに1~2万円ほど稼げるようになりました。

副業として取り組んでいるものは本当に様々なのですが、今年いちばん好調だったのはせどりです。

ちなみにこのブログに関しては、相変わらずの絶不調です。笑

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ただ、これは今後も確実に稼げるとは言えない(むしろ状況が厳しくなる可能性のほうが高い)ので、収入源としてアテにできるものではありません。

稼げればラッキー!!ぐらいの感覚で、自分の性にあった副業を模索しつつ、楽しくやっていければなと思っています。

 

資産の増加について

 

これは完全に余談というか反則感がありますが、貯金を普通預金口座に眠らせておくだけではいまひとつモチベーションがわかず、生活防衛資金以外の余剰金をすべて証券口座に突っ込むという攻めすぎた運用をしていたところ、資産が謎に増えました。

2022年はいろんな世界情勢の影響で前年ほど増えませんでした(むしろ年末になってマイナスに突入)が、それでも利益率は全期間に均して10%ほどと、普通預金とは比べものにならない勢いで増えていってます。

比較的ローリスクと言われているインデックスとETFしか買っていないので、まあ紙クズになることはないだろうという安心感もあり、普通預金の上位互換のように扱っています。

が、つみたてNISA枠以上に証券口座に突っ込んだお金はせいぜい10年も預けていられればいいほうかなと思っていて、今後現金が足りなくなったらガンガンおろしていこうと思っています。

なので、含み益に関してもただのラッキーで増えたお金という扱いで、あまり株価の変動に一喜一憂しないようにしています。

 

(資産を増やしたければ)固定費削って収入を上げる

 

私の場合、生活費を最小化するのに少なくとも5年ほどを要し、それでようやく「これ以上は無理!とは言わないけど、これ以上やると確実に生活満足度が下がる」と断言できるところまできた気がしています。

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いまは特に節約を意識しているわけではありませんが、毎月固定で出ていくお金は最小限にできているし、嫌々ながらフルタイム労働もしているので定期収入もあり、ぼんやりしているだけで勝手にお金が貯まっていくボーナスタイムに突入しています。

今後の目標は、空き家などマイホームを購入して家賃を限りなくゼロに近づけることで、そのためにもうちょっと資産を蓄えたいと思っています。

その次のステップとして、更に縮小した生活コストを生かして労働時間も最小限にし、週休5日生活を実現する……というのが最終目標です。

 

(資産を増やしたいわけではないので)最終目標をブレさせないように意識する

 

私にとっては、資産を最大化することは人生の目標ではありません。固定費と、それをまかなうための労働時間を最小限にし、余暇の時間を最大化することが人生の目標です。

なので証券口座のお金も、長期投資目的で積み立てているのはNISA枠分のみで、特定口座のお金や現金は、家を買う段階でゼロにする気満々です。

毎日必死で働いて余暇時間すらも副業に充てて……という生活を送っていると、なんとなくその目的がブレて資産を最大化させたがってしまいがちなのですが、そうするとあっという間にメンタルがクチャクチャになるのが経験上わかっています。

貯金やお金を稼ぐことは、それ自体が楽しくて趣味の一環にもなり得るものですが、だからといって一生かけても使い切れないほどのお金を貯め込みたいわけではありません。

ブレない心を持ちつつも、今はまだお金を貯めるフェーズにいるのは確かなので、家探しと並行してお金稼ぎもがんばりたいところです。