Baselog -生活と家計の改善のログ-

週休5日を夢見る派遣社員。

スマホの断捨離をしたメリット・デメリット

 

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スマホを手放して、約2年が経ちました。

時代に逆行してガラケー生活を2年間送り、実感した「スマホ→ガラケー移行のメリット・デメリット」をまとめてみたいと思います。

 

 

 

スマホを手放したメリット

 

予備バッテリー、スマホケース、保護フィルムなど周辺アイテムが一気に断捨離できた

愛読書「ぼくたちに、もうモノは必要ない。 - 断捨離からミニマリストへ -」には、

スマホを1台持ちから、2台持ちに換えたとする。そこで増えるモノの量はスマホ1つではない。増やしたスマホにケースをつける、指紋防止フィルムをつける、電源ケーブルは別、イヤホンジャックカバー、ストラップをつける。あっという間に、5個もモノが増えてしまった。モノはモノを呼んでくるのだ。

という一節があるのですが、まさにそのとおりで、スマホを1台手放すことでその周辺のアイテムをいくつも断捨離することができました。

 

ぼくたちに、もうモノは必要ない。 - 断捨離からミニマリストへ -

ぼくたちに、もうモノは必要ない。 - 断捨離からミニマリストへ -

 

 

 かわりに増えたものは、ガラケーと、ガラケーの充電コードのみ。

スマホのように機種に応じてかわいい保護ケースが販売されているものでもないので、本体を裸のまま使っています。

 

 

手荷物が減った

タブレットPCを持って出歩く場合はそこまで変化はありませんが、派遣の仕事で出勤したり、すぐそこのコンビニまで買い物に行ったりといった時の手荷物が、すごく少なくなりました。

現状、以前使用していたスマホバッグすら持たず、ケータイと、クレジットカードやキャッシュカードを入れた財布と、家や自転車の鍵だけで出かけています。

スマホを断捨離したことで、「手ぶらで出かけられるようになりたい」という野望が実現しました。

 

 

日常のON/OFFがくっきりわかれるようになった

スマホやタブレットPCを持たずに外出することで、「明確にネットに繋がっていない、OFFの時間」が発生しました。

スマホを持ち始めてからこれまで、一度もそのような環境を体験したことがなかったので、ものすごく新鮮です。

ネットがOFFになると、インターネットが脳みその中で占めていたメモリのようなものが解放されて、完全に「目の前の、現実世界の状況」に目が向くのがおもしろい。

機種変更をした直後はちょうど紅葉の時期と重なったこともあって、身近な「自然」を眺める時間が増えたのが、スマホを手放してよかったことのひとつです。

 

 

タブレットPCを触る時間が増えた

「結局ダラダラネットしてるならスマホ断捨離した意味がないじゃないか!」と思われるかもしれませんが、PCサイトはスマホサイトほど「次から次にリンクを踏ませるテクニック」みたいなものが発達していない印象で、今までスマホで見ていたような「○○を○○するための○○個の方法!」みたいな記事を読む時間が減った気がします。笑

そのかわりにブログのメモやアイデア出し、ブックマークしているサイトや個人ブログを読み込む時間、映画を見る時間などが増えました。

 

 

本を読む時間が増えた

体感としては、今までスマホを触っていた時間が「PCを触る時間」と「本を読む時間」に二分されたような印象です。

新しく買った本はあらかた読みつくしてしまって、お気に入りの本をしつこく繰り返し読んだりしています。笑

しかし、スマホを断捨離することで書籍代が増えてしまう可能性がなきにしもあらず……。

 

 

寝つきが良くなった

「寝る前に布団の中でちょっとスマホをいじってネットする」ということができなくなったので、「電気を消す」→「布団に横になる」、のあとの行動が「寝る」一択になり、うっかり夜更かしすることが減りました。

暗い部屋で明るい画面を注視することがなくなったので寝つきもよくなったような気がします。

 

 

姿勢が良くなった???

理論的には、スマホを触らなくなったことで、ストレートネックなどの姿勢が改善されるはずなんですが、自分自身の体感としては微妙なところです。笑

 

 

LINEの通知を気にしなくてもよくなった

正直、LINEの通知に気を取られなくなったというのが一番のメリットだと思います。

重要性の低いグループトークの通知などは切っていたのですが、それでも未読数の赤マルマークが視界に入るとちょっと気になっちゃったりしてましたから……。

一応最低限連絡はとれるようにとPCでLINEを使えるようにはしているのですが、「1日1回もチェックしたら充分やろ」と割りきれているのでとても快適です。

 

 

ファントム・バイブレーション・シンドロームがなくなった

ファントム~とは、実際には振動していないスマホが、まるで振動しているように感じる錯覚のこと。

「スマホが震えた気がしてポケットから取り出して見てみたけど、なんの通知もなかった」というのは、スマホユーザーなら一度は経験したことがあるのではないでしょうか。

私はスマホを持っている時、1日に数回程度は体験していたこの現象が、ガラケーに替えたことでぴたりと止みました。いったいどれだけスマホの通知におびえていたのかという話ですね。

 

 

充電を気にしなくてもよくなった

ガラケーの充電ですが、本当にほとんど減りません。

たぶん、あまり通話しないなら満タンに充電しておいて1週間ぐらいは余裕でもつのではないかと思われます。

私はガラケーを時計やアラームがわりにも使っているので、極力充電切れしないように気をつけてはいますが、それでも以前のように予備バッテリーまで持ち歩いてスマホの充電に気を配っていた頃に比べれば「充電にかける手間と時間」は激減しました。

 

 

調べたいことをすぐに調べられないのが困るかと思ったが、そうでもなかった

出先で調べたいことがあった時、以前ならすぐにネット経由で調べものをしていましたが、ネット機能のついていないガラケーのプランを契約してしまったのでそれもできなくなりました。

が、現時点でそれで困ったことは一度もありません。

出先で、気になった瞬間にすぐさまネットを参照してわざわざ調べたいと思うようなことって、実はそうそうないんだなぁと痛感。

ガラケーにカメラ機能がついていれば、気になるものをとりあえず撮影しておいて後で調べるという使い方ができます。

私は、本屋さんで気になる本を見つけて「Amazonで中古の価格を調べたいな……」と思った時は、カメラを活用するようにしています。

 

 

緊急連絡をとるだけなら全く問題なし

今のところ、電話は「外出先で急に雨が降り出して、同居人に迎えに来てほしい」とか、「母親とおでかけの予定をすり合わせたい」といった連絡のために使っています。

あとは登録している派遣会社からの連絡を受けたりとかですね。

わざわざ電話をかけるほどの用事でもない……という時は、ショートメール(SMSメール)を使うようにしています。 (ちなみにSMSメールは1通3円かかるそうです)

さすがに個人の電話番号を手放すまでいくのは相当な勇気がいりますが、「緊急連絡ぐらいはとれるようにしたい」というレベルだったら、ネット契約なしの通話のみプランで十分すぎるほどだと思われます。

 

 

通信費の削減

今まで月5,000~6,000円かかっていた通信費を、月1,000円足らずに削減することができました。

月間約4,000円、年間では5万円ほどの節約になります。

 

 

スマホを手放したデメリット

 

フリーWi-Fiがない場所でテザリングができない

これまではiPhone6を使って、タブレットPCにインターネット共有をしていたので、ネット環境がないところでのテザリングができなくなったのが痛手と言えば痛手です。

とはいえネットがなくてもブログを書いたり、家計簿書いたり、本を読んだりはできるので、ネットに依存しないでできることを増やすきっかけになったと思えば、それはそれで。

 

 

ヒマのつぶし方がわからない

一度、タブレットPCや手帳などをなにも所持していない状態で、ミスタードーナツで30分ほど人を待っていたことがあるのですが、そういうちょっとしたヒマのつぶし方がわからなすぎてどうしようかと思いました。

手帳やタブレットPCがあれば手元にあれば解決しますが、まったくやることがなく手持無沙汰な状態というものもとても新鮮な状況だと思いますので、ぼーっとしたり道行く人を人間観察するのを楽しんだりするのもいいかもしれません。

 

 

つっこまれるのがめんどう

知り合いの前でガラケーをいじっていると、ほぼ100%の確率でつっこまれます。

毎回「スマホを断捨離してね」「ガラケーとタブレットの2台持ちをしてみようと思ってね」などと説明をするのですが、これがすこぶるめんどう。

「ガラケーを使っていると、周囲に奇異の目で見られる」というのは、人によっては大きなデメリットになりえるのかもしれません。

(ほんの10年前はみんなガラケー使ってたくせに……ブツブツ)

 

 

グーグルマップが使えない

今まで地図&カーナビとして使っていたグーグルマップが使えなくなったことが、一番の痛手です。

ポケットWi-Fiなどを持ち歩けば、出先でもタブレットPC経由でアクセスすることはできますが、いかんせん「手に持って歩く」にはでかすぎるという欠点が……。

ネット地図が使えなくても日常生活ではそこまで支障はありませんが、休みの日にちょっとお茶するカフェを探したり、旅先で目的地を検索したりといったことができないのに困ります。

 

 

○○ペイ系のキャッシュレスブームに乗り遅れた

一時期乱立していた「スマホアプリ決済で20%のポイント還元!」 系のお祭りには、完全に乗り遅れたかたちです。

とはいえポイントに釣られて余計な買い物をしたり、ポイントを貯めたはいいけれど使用用途がなく持て余したりという事態は避けられたと思えば、むしろ変に乗っからなくてよかったのかも、と自分を納得させてみたり……。

スマホ決済は、個人的にはすごく興味がある分野なので、またスマホに乗り換えたときにはぜひやってみたいことのうちの一つです。

 

 

使用頻度が低いのに、常に持ち歩かなければいけないストレス

これが一番のネックでした。

私の生活シーンで電話連絡が必要なのは、前述したように登録している派遣会社からの連絡を受けるか、家族か職場に緊急連絡をするか、のふたつに限られていました。

そしてそのようなシーンは、半年に1回あるかないか……という頻度。笑

それでも、いつどういうタイミングでそのような緊急連絡をとらなければいけない事態が発生するかは、ことが起こってからでなければわかりません。

なので、携帯電話を自宅に置きっぱなしにするというわけにもいかず、常に持ち歩かなければいけない……というのが地味にストレスでした。

※一度、通勤途中に原付のタイヤがパンクして職場に遅刻の連絡をしたときは、持っててよかった~~~!と思いましたが、「携帯電話を持っててよかった!」と心底思ったのは、2年間使用していてその1度だけでした……。

 

 

長くなりましたが、現時点で感じている「スマホ断捨離のメリット・デメリット」のまとめでした。

かなりリアルに実感していることばかりなので、スマホ断捨離を検討している方の参考にはなるかなと思います!