数年前、お風呂上りにバスタオルを使っていたのを撤廃して、フェイスタオルを使いはじめました。
バスタオルを手放した最大の理由は、屋外で干しても乾ききらないくらいに洗濯後の乾燥が遅かったこと。
乾燥が遅いせいで雑菌が繁殖し、特に梅雨の時期などは、タオルから常にイヤな「生乾き臭」がしていました。
洗剤を変えても干し方を試行錯誤してもあまり改善されず、部屋干し中もタオルが発するイヤな匂いにひたすら耐える……という状態でした。
バスタオルを撤廃して、お風呂上りにフェイスタオルで身体を拭くようにしてから、「生乾き臭」はずいぶん改善されました。
布の面積が小さいだけ乾燥が早く、雑菌の繁殖が抑えられるのがよかったのかな?と思います。
フェイスタオルからもいやなにおいが……
ところが、そのフェイスタオルもここ最近、いやなにおいを発するようになってきてしまいました。
原因はおそらく、住宅街の1階にある自宅アパートの日照時間が少なく、タオルに日光が当たる時間が激減してしまったこと。
わずかな晴れ間のタイミングで外干しできたとしても、生乾き臭が染み付いてしまってとれなくなったのか、いやなにおいは改善されず……。
ついに我慢の限界を迎え、「もう今後一切タオルは使わない宣言」を発令しました。やることが極端!!
代替品の候補として有力だった「速乾タオル」は……
もうタオルを使わない!!と意気込む前に、「速乾性のある高性能スポーツ用タオルを日常使いすれば、乾燥も早くて快適に使えるのでは?」と思いつきました。
が、ざっと調べてみたかんじネックなのが、お風呂上りに使うのにちょうどいいサイズ感のものが見つからなかったことと、速乾タオルと銘打たれているものはどれもあまりかわいくない、ということ。
特に後者がすごく気になり、パステルカラーだったりビビッドな青や緑、オレンジといった色味が主流のようで、「これが部屋干しの時に、部屋の中に並んでいるのはイヤだな……」と想像してしまったのです。
自宅でも手ぬぐい派に転向しました
あれこれ悩んでいたところ、「そういえば旅行中は、お風呂あがりに手ぬぐいだけで身体を拭くことが多いな~」と思いつき、家の中でも手ぬぐいだけで身体を拭いても、何も問題はないのでは?という仮説を立てました。
で、トライしてみたところ、本当に、全く問題はなかったのです……。
手ぬぐい最大のメリットは、なんといっても最強に乾きが早いこと。
部屋干しでも半日もあればカラカラに、晴れた日に外に干せば30分~1時間で余裕で乾きます。
タオルの乾燥に悩んでいた頃は毎日「ドラム式洗濯機があれば……」と苦々しく思っていましたが、手ぬぐいに置き換えてからは「今の洗濯機で充分!!」と思えています。笑
もうひとつ重要なのが、手ぬぐいは柄や色が豊富なこと。
とくにお気に入りの2枚(ヨレヨレで失礼します)
旅先でご当地手ぬぐいを買って収集するのも楽しいですが、最近は100円ショップでもかなりデザインのいい、かわいい手ぬぐいが販売されています。
もちろん古典柄のシックなデザインのものもあるので、自分の好みやシーンに合わせたチョイスができます。
更に手ぬぐいは、フェイスタオルの半分以下の厚みに折りたたむことができ、収納スペースも格段にダウンサイジングできます。
コンパクトなので旅のお供にも最適です。
旅行には本当に最適
更に更に、手ぬぐいのメリットとして、やたら汎用性が高いというものがあり、去年の夏のキャンプ旅行では、
- お風呂場でボディソープや石けんを泡立てるのに使ったり
- 首元に巻いて、首から肩の日焼け対策をしたり
- 暑くてのぼせそうなときに水で濡らして、額や首を冷やしたり
- 洗濯しなければいけない衣類を包んだり
- 移動のバスやフェリーで仮眠をするとき、アイマスク代わりにしたり
……といった、実にさまざまなシーンで活躍してくれました。
もはや旅行に手ぬぐいを持参しないなんて考えられない、なにを忘れたとしても手ぬぐいだけは忘れてはいけないレベルの必需品となりました。
唯一にして最大のデメリットは「ロングヘアに向かない」こと
唯一の欠点と言えるのが、吸水性の点ではやはりタオルには適わないということ。
手ぬぐいの性質上、使い込めば使い込むほど吸水性はアップしていき、お風呂上りに身体を拭きあげるくらいなら余裕で対応できるようになります。
が、ロングヘアに1枚の手ぬぐいで対抗しようとするのは無謀というものです。
私はついこの間までロングヘアだったので、1日2枚ペースで消費していました。
(ショートにしてからは1日1枚でこと足りるようになりました↓)
髪が長い人でも、洗濯物が増えることに目を瞑れば、快適なお風呂上りライフを送ることができます。
将来的に乾燥機付き洗濯機を導入することがあればタオル生活に戻すこともあるかもしれませんが笑、当分の間は手ぬぐいだけでやっていってみよう、と思います!