Baselog -生活と家計の改善のログ-

週休5日を夢見る派遣社員。

高知県南国市に移住して3年が経ちました

 

2016年12月末に、東京都大田区から高知県南国市に移住しました。

 

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琴平神社

地方に移住した理由は、一言でいえば「東京での生活に限界を感じたから」。

 

  • 高すぎる家賃
  • 満員電車
  • 人の多さ
  • 消費の目まぐるしさ
  • 自然の少なさ
  • 余暇の少なさ

などの【都会に住むデメリット】が、

  • 仕事がたくさんあって、たくさん稼げる

という、【都会に住むメリット】を、完全に上回ってしまっていました。

……ので、2年間住んだ東京都大田区を離れ、地元の高知県に同居人(横浜出身)を引き連れてUターンしてきました。

 

移住先に高知市ではなく南国市を選んだのは、「たまたま家賃の安いアパートが見つかったから」、ただそれだけが理由でした。

ですが、実際に3年も住んでみると、南国市が地方移住初心者にとって、とても暮らしやすい地域であることがわかりました。

 

 

南国市に住んでみて、わかったこと

 

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(西島園芸団地)

 

高知市内への通勤が可能なので、仕事の少なさはそれほど気にならない

南国市内でも仕事がまったくないわけではないのですが、やはり高知市内のほうが求人は圧倒的に多いようです。

高知市内で働くとなると、自家用車で約20~40分程度、原付でもほぼ同様の所要時間での通勤が可能です。

私は現在、高知市内の外れにある職場に、車通勤と原付通勤を半々くらいで片道20分ほどかけて通勤しています。

以前は、車通勤の許可されていない、高知市の中心地にある職場に自転車で通っていたこともありますが、片道45分以上の時間を要していました。

真夏と真冬はかなりきついものがありますが、習慣になってしまえばそこまでの苦労は感じませんでした。

もちろんJRや路面電車を使って通勤することも可能ですが、高知県内で電車通勤をしている人は少数派だと思われます。

 

 

車があればとても便利だけど、なくても生活には困らない

前述したように、車があれば通勤に便利だったり、旅行に出やすかったりというメリットは多々あります。

ですが、ふつうに生活するだけなら、徒歩~自転車圏内ぐらいの範囲にスーパー・コンビニ・薬局・ファーストフード・レストラン・カフェなどなどがたくさんあります。

南国市に関してはそのようなお店の多いエリアはかなりコンパクトにまとまっており、田舎特有の「なにがなんでも車必須!」感は薄いほうなのではないかな~と思います。

旅行などのためにどうしても車を使いたいということであれば、レンタカーを借りるという手もあります。

田舎だから車がないと生活が成り立たないということはなく、シェアできるものを活用したり、「あえて持たない」という選択肢もありです。

 

 

便利度でみると、高知市内とそこまで変わらない

通称「南国バイパス」と呼ばれる、高知市に接続している一般道の周辺が、南国市でいちばん栄えているエリアです。

このエリア周辺を生活圏として選べば、便利度は高知市内に住むのとそこまで大きなちがいはありません。

前述したようなコンビニ・スーパーはもちろん、ユニクロしまむらなどのファストファッションのお店も、ホームセンターもレジャー施設もフィットネスジムもあります。

加えて、南国バイパスを10kmも行けば、高知市の中心部まで出ることもできます。

それなのに高知市よりも家賃が若干安いので、毎月の固定費を抑えつつ利便性のあるところに住めるという意味で、とてもお得!!

中心部から車で数時間かかる山間部などにいきなり移り住むのはちょっと不安、でも生活はダウンシフトしたい、という移住初心者の人にはこの上なくやさしい地域となっております。

 

 

自然が近い

上記のようにそこそこ便利な地域でありながら、自然がとても近いのが南国市のすばらしいところ。

車で10分も走ればサンゴの生えているキレイな海に出られるし、山も同様です。

高層マンションなどは数えられるほどしかなく、そもそも住宅地自体が少なく、中心エリア以外の土地はほとんどが田んぼか畑。

特に夏は緑の広がる景観が本当に美しくて、その景色を眺めるだけで、田舎に引っ越してきてよかったなぁ……と何度も思いました。

海が好きな人なら、高知市よりも断然、南国市をおすすめします!
高知市の海は、桂浜周辺以外はほぼ工場地帯です)

ちなみに、同居人は釣りが趣味ですが、高知は他県とは比べ物にならないほどに釣れる(らしい)です。

 

 

人が少ない

南国市はとにかく人が少なく、渋滞も滅多にしません。

茶店で待たされるようなことも、満席のレストランでせかされるように食事をする、というようなこともまずありません。

休日に近所の海でタープを張ってくつろいでいても、たまに散歩している人が通り過ぎるぐらいで、周りには誰もいません。

そもそも道を歩いている人が少ないです。歩行者が少ないので、自転車にも快適に乗れます。

人ごみにストレスを感じるタイプの人は、田舎に引っ越すだけで急激に「日々の暮らしやすさ」が改善される可能性があります。

 

 

結論

 

  • 海が好き
  • 自然が好き
  • あったかいところが好き
  • でもそこそこ便利なところに住みたい
  • 仕事もそこそこあるところに住みたい
  • とはいえあんまり人でゴミゴミしているところはイヤ

……という人は、高知県南国市への移住はとてもおすすめです。

 

逆に、ユニクロしまむら以外の服を頻繁に買いたい!という人、日替わりでいろんなお店で食事したい!(特に飲み屋さん)という人には、だいぶ物足りないところだと思われます。

山間部などのもっと田舎のほうへの移住を検討している人でも、高知市や南国市に一度住んでみて、段階的に移り住んでいくのがおすすめです。