Baselog -生活と家計の改善のログ-

週休5日を夢見る派遣社員。

【週休5日生活】大原扁理さんの「20代で隠居」が人生のバイブルです。

 

生活のダウンシフトに関して、最終目標は”週休5日生活”を設定しています。

生活コストの最適化&最小化に取り組んできて、なにやら最近、その最終目標の、背中くらいは見えてきたかもしれない……と、思えています。

 

 

 

  

すべてのはじまり。「20代で隠居 週休5日の快適生活」

 

私の人生のバイブルのひとつと言っていいほど、強い影響を受けた「20代で隠居 週休5日の快適生活」。

 

20代で隠居: 週休5日の快適生活

20代で隠居: 週休5日の快適生活

 

 

著者の大原扁理さんは、介護職員として週2日働きながら、東京郊外でアパート暮らしをされていました(※現在は台湾にお住まいのようです)

 

  • 1ヶ月の生活費は7万円台
  • 7万円には、家賃、水道光熱費、食費、医療費、税金、保険料、交際費など生活に必要なお金がすべて含まれる
  • 家賃29,500円(共益費込)、水道光熱費は約7,000円
  • 図書館で本を読んだり、野草を摘んだりして暮らす
  • 仕事は重度障がい者介護の仕事を週2日だけ

……というライフスタイルを、”隠居”と呼称されています。

 

 

ふと気づくと生活費が7万円を下回っていました

 

この「20代で隠居」をはじめて読んだのが、ミニマリストブームが盛り上がっていた2017年頃だったと記憶しています(思い返してみれば、私もギリギリ20代でした(遠い目))

その頃、私は東京で派遣事務として働いていて、ひと月あたりの生活費は15~16万円ほどでした。

いったいなににそんなにお金を使っていたのか今となってはもはや思い出せませんが、とにかくその頃は、週2労働で月7~8万円の手取りでは、東京で暮らしていくことなんて到底不可能だと思っていました。

家賃だけでも毎月5万円が自動的にお財布から消えていくし、慣れない都会での週5労働だったので、自炊をする気力もなく外食しがち。服や雑貨・化粧品などにも結構なお金を使っていました。

 

……が、先日、2020年の家計簿を締めて年間の平均生活費を算出したところ、ひと月あたりの生活費は66,000円ほどだったことが判明。

 

 

気付けば、これまでずっと雲の上の存在だった大原さんの、”生活費7万円台”を下回っていました。

地方に移住し、東京で暮らしていた頃よりも手取り収入は減っていますが、生活費も月10万円ほど縮小できていたことになります。

 

(しかし大原さんは2018年時点の台湾暮らしで、生活費「5万円でお釣りがくるくらい(出典)」で暮らされているそうで、更に一歩先を行かれているようです。さすが……!!)

 

 

週2日労働でも生活費がほぼほぼまかなえるようになった

 

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このまま生活費を6万台に抑え続けることができれば、アルバイトやパートでの週2日労働により、充分収支をトントンにすることができてしまいます。

仮に、時給1000円のアルバイトで働いたと仮定すると、月の収入は、

時給1000円×8時間労働×週2日×4週間=64,000円

です。

生活費だけで収支トントンとなると、国民年金と健康保険料が払えなくなってしまうのでそこはなんとかしなければいけませんが、生活するだけならなんとかやっていけそうだな~という、希望の光は見いだせている状況です。笑

 

仮に、労働日数を1日増やし、週3日労働とすれば、最低賃金スレスレの時給850円のアルバイトでも、月に81,600円の収入が得られる計算です。充分すぎますね。

 

 

莫大な資産がなくても、FIREできなくても、週休5日は実現可能

 

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個人的には、大原さん式週休5日隠居生活のいちばん素晴らしいところは、その”再現性”にあると思います。

極端な話、仮に貯金が1円もなくても、誰でも、東京に住んでいても、やろうと思えばその日から、週休5日生活は実現可能です。

ただし、月の生活費を6~7万円台に抑えられれば……の条件付きではあります。

が、たとえば今流行の、「〇千万貯めて投資にまわしてFIRE(経済的自立)!!週休5日達成!!」という手法よりも、はるかに難易度が低いことは間違いありません。

 

 

 〇千万を貯めるには、どんなに収入が多い人でも、10年、20年といった年数が必要です。

しかし、生活費を必要最低限まで落とすことは、(養っている家族がいる場合は難しいかもしれませんが、)せいぜい2~3年もあれば充分実現可能です。

  • 東京都内に住んでいるなら郊外や地方に引っ越し、家賃の安い家を探す
  • 不要な保険を解約する
  • 週末にしか使わない自家用車は手放す
  • 外食を極力やめて、自炊中心の生活にする
  • それほどお金のかからない、新しい趣味を見つける

こういったことを少しずつ積み重ねていけば、誰でも、いつからでも、生活にかかるコストは削減することは可能なのです。

親が資産家でなくても、年収1,000万の高給取りでなくても、宝くじに当たらなくても、週休5日にできる……と考えると、やはり支出を最小化することの威力はすさまじいものがあります

 

 

 

問題は週休5日で雇ってもらえる職場があるかどうか

 

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今のところいちばんネックになる気がするのは、そもそも週2日で雇用してくれるアルバイトやパートは、そう多くないだろうな……ということです。

アルバイトやパートを必要としている職場は、基本的には人手不足なところが多いはずなので、「週2日だけ来てのんびり働いてくれればいいよ~」などという余裕のあるところはきわめて稀有であることが予想されます。

理想としては、自分の興味がある分野の職種で、細く長く雇ってもらうことですが、生活費を得るためにはそんな贅沢も言ってられないような気もします。田舎だと特に。

 

とはいえ、1回かぎりの単発アルバイトや、1週間~1ヶ月ほどの短期アルバイトを駆使すれば、”トータルすれば週休5日状態”に近づけていくことは不可能ではないと思っています。

個人的には、単発バイトで必要最低限の生活費を稼ぎつつ、副業(複業)で不足分を補填したり余剰金を生みだす……ということを目標としています。

 

夢の週休5日生活実現のため、引き続き、

  • 生活コストの最小化
  • 必要最小限かつコンスタントな給与所得を得るための、最小限の労働
  • 副業や個人事業で、月1~3万円程度の複数の収入源を確保

この3本柱を、より確実なものにしていく方向です。

 

 

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  • 作者:大原 扁理
  • 発売日: 2021/02/12
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)