Baselog -生活と家計の改善のログ-

週休5日を夢見る派遣社員。

不要品を見極めて断捨離することは、節約・貯金の出発点になる

 

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”ものを捨てること”と”節約すること”は、一見すると関連性がないように見えますが、実際は生活を縮小するにあたって最も重要な第一歩になり得る、と考えています。

何故なら、自分がなにを必要としているか・なにが不要なのか、をちゃんと知っておかないと、本来必要のないものを必要だと思い込んで買ってしまううえに、そのような失敗を無自覚のまま何度も繰り返すことになりかねないからです。

 

 

 

 

失敗から全く学習できていなかった

 

たとえば洋服ひとつでも、自分が流行のアイテムやブランド品にそこまで興味がないのに、「周りが持ってるから」とか「セールで安かったから」という理由で衝動買いしてしまうと、結局うまく扱いきれず、持て余して、活用しきれないまま処分することになりかねません。

最悪の場合それを処分するのにもお金がかかったりして、ものすごくムダなお金を使ってしまうことになります。 

一度の失敗で懲りて反省できるならまったくのムダとは言い切れないかもしれませんが、そう簡単に”失敗から学んで反省する”なんてことができていれば、そもそも浪費癖なんてついていません。

そのものにお金をかければかけるほど、

  • 「こんなに高いお金を出して買った上等なものが、不要なもの・価値のないものであるはずがない」
  • 「せっかく買ったのに使わずに捨てるなんてもったいない」
  • 「いつかまた使える機会がくるはずだ」
  • 「捨てるのなんていつでもできる」

……という心理が働くのです。

その結果、思い切って手放すこともできずに手元で死蔵され続け、失敗を自覚しないために同じことを繰り返してしまうのです。

 

 

ものを捨てるのは後悔と罪悪感との戦い

 

とはいえ、ただただ”多くのものを持たない生活”をしたいだけなら、次々新しい服を買って→捨ててを繰り返していけば実現できます。

手持ちのものが少なければ少ないほどいい、ということだけを考えると、買う量と捨てる量のバランスさえとれていれば、家の中のものの総数は変わりません。

でも、断捨離にはまってものを一通り捨ててみて、改めて思うことは、ものを捨てるのって、やっぱり心苦しいということです。

本当に必要とは言い切れないものをたくさん買って、そして捨てたんだなと思うと、

  • 「それにかけたお金や時間がもったいなかったな…」
  • 「ものを捨てるのって、やっぱり心が痛むな…」

という後悔がたくさんあります。

安い服を次々買い替える方がその時々のトレンドは追えるかもしれないけど、だんだん疲弊していく気がしてなりません。

買わずに済むならそれでいいし、買ったとしてももう「これ以上使えない!」というところまで使いきって捨てるのだとしたら、こんな罪悪感をもつことはなかったと思います。

 

ものをあまり深く考えずに買う

  ↓

なんとなく買ってしまった中途半端なものが目に入ることで、ほんの少しずつストレスを抱える

  ↓

小さなストレスが積もり積もって、”生活しづらさ”に変わる

  ↓

買ったものを、たいして使ってもいない状態で死蔵する

  ↓

満たされなさ・物足りなさからくる物欲を”買うこと”で紛らわせる

……という悪循環を断ち切らなければ、浪費癖をなおすこともできないし、自分の持ち物を大切にすることもできないのだと思います。

 

 

まずは”買わないこと”

 

そもそも、不要なものを買わなければ、ものを捨てるという行為は格段に減らせます。

まず、買うもの(家に入れるもの)を絞る

  ↓

その中で買ったものは、できる限り大事に、長く使う

  ↓

それでも不要になったものは、次に使ってくれそうな人の手に渡るようにする

この一連のサイクルを意識しながら自分の持ち物と付き合っていくことで、 ひとつひとつのものを大事にできるし、いらないものを買うお金を節約することができます。 

 

 

狭い家に引っ越したのは、ものを大事にするチャンスだったかもしれない

 

2016年末に東京から高知に移住して、住んでいるアパートもひとまわり小さくなりました。

収納は”押入れ+クローゼット2ヶ所”から”押入れのみ”になり、収納スペースは圧倒的に少なくなりました。

収納が少ないと、ものを買うのに慎重になります。

押入れの中に入りきらないものは部屋の中にはみ出すことになり、生活空間を圧迫します。

それだけは避けたい!!という気持ちから、引越し以降、「もっと新しいものを買って、家の中に持ち込もう」という意欲が薄くなりました。

そもそも生活に必要なものはもうすべて揃っているので、ここから買い足す必要があるものはそう多くはありません。

それでもどうしても必要なものは購入時に、使わない時は押入れに収めることができるサイズ感か、それを買って本当に活用できるのか……などなどとにかく熟考するため、”ものを買うハードル”が高くなりました。

 

もし押入れのスペースが今の半分になったら、1/4になったら……とイメージしてみると、「自分にとって本当に必要なものはなにか」が見えてきます。

これを繰り返していけば、将来スモールハウスに住むのも夢ではなくなるような気がします。

 

 

”ものを買う”ということ

 

「いらないものは買わない」「ものを大事にする」

口にするのは簡単ですが、ショッピングをしている最中にその言葉が脳裏をよぎったとしても、無意識のうちにそれを軽んじていた自分がいました。 

世の中には素敵なものがあふれていて、素敵なものが家の中にもあふれれば、生活は豊かになると思い込んでいました。

でも、いざ手に入れてみれば使い勝手が悪かったり、思ったように活用できないふがいなさから、そのもの自体から目を逸らすようなことが多かったように思います。

 

それを買うのにかかったお金は戻ってこないし、そのものが家の中にある限り、使いこなせないことに対するストレスはかかりつづけます。

自分の持ち物を大事にするためにも、また節約のためにも、

  • 値段の安い高いに関わらず、不要品をとにかく洗い出し、手放す
  • 手放したものや手元に残ったものについて、「なぜ手放したか/残したのか」を把握する
  • ものを買うときにも、それを買ったら本当に大事にできるのか、生活が楽しくなるのか、長く使うことができるかなどについて慎重に検討する

ということは、繰り返し行っていかなければないけないのだと思います。