Baselog -生活と家計の改善のログ-

週休5日を夢見る派遣社員。

【無職生活】引きこもり体質は資産。引きこもりでも楽しく生きていく方法

 

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無職にも向き不向きがあります。

 

 

 

 

引きこもるのが得意な人は無職向き

 

快適無職生活も5ヶ月目に突入しました。

家族の入院の付き添いや引っ越しなどのためちょこちょこと外出などしつつも、基本的にはほぼ一日中、家の中にいる生活をしています。

この数ヶ月、コロナウィルスと夏の紫外線を避け、家族以外の誰とも顔を突き合わすことなく、ショッピングモールや繁華街にはほとんど立ち寄っていません。

外出するとなったら、せいぜい2~3日に1回の頻度で近所のスーパーに立ち寄るか、自家用車でドライブをしたり、近所のカフェでお茶をする程度です。

 

 

コロナ禍で日本中、世界中の人が満足に家から出られない経験をした

 

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外に出られず家の中に引きこもる生活が続いているのは、なにも無職だけにはじまったことではありません。

コロナウィルスのせいで多くの人が満足に外を出歩けなくなり、外食や飲み会も自粛せざるを得ない状況が続いています。

私が住んでいる高知の片田舎ですら営業時間の短縮などの影響を受けているので、都会に住んでいる人はよほどの不自由を強いられているのだろうなと推察できます。

ヘタに外をほっつき歩いたら疫病にかかって最悪命を落とすかもしれないなんて状況は、コロナ前以前の生活からは考えられないことです。

 

”巣ごもり需要”や”ステイホーム”などのワードも流行して、もはや引きこもり生活は全世界共通のトレンドである(?)と言えます。

 

 

何時間、何日間、何ヶ月間、家に居続けても苦痛を感じないのは、才能

 

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長期にわたって外出自粛を強いられ、半強制的に家の中に閉じ込められる生活が続くこの状況において、

「一日中家にいるのほんとつらい。外に遊びに行きたい。飲み会やりたい」

となった人と、

「あれ?一日中家にいても案外平気だな??」

となった人に分かれたことと思います。

 

後者の人はおそらくもともとインドア派であまり外出を好まないか、自分で気づいていないだけで引きこもりの素質(?)があった人だと思われます。

中には、「はじめは自粛生活がつらかったけど、毎日を快適に暮らせるように家の中を整えていくうちに、だんだん楽しくなってきた」という人もいるかもしれません。

このような”何時間、何日間、何ヶ月間、家に居続けても苦痛を感じない”という素質は、低コストで楽しく生きていくために必要不可欠な才能です。

 

 

「外出しなくても快適に生活できる」という資産

 

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外出や外注をしなくても日々の生活が成り立ち、健康に生きていけるなら、それは、多額の貯金や株式に匹敵するほどの資産を有しているのと同じことです。

自分以外の誰かにお金を払わなくても健康的な食生活を維持できたり、セルフビルドで住環境を整えられたり、あるいは趣味や特技を楽しめたり磨いたりできれば、有り余るほどの貯金や金融資産は必要ありません。

 

 

自炊スキルはもっとも尊い文化的資本

 

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  1. 自炊が苦手で毎食のように外食をし、月の食費が6万円かかる人と、
  2. 自炊が得意で、月の食費が2万円しかかからない人

……が、いたとして、①の人に比べて②の人は、ひと月あたり4万円分の得をしていることになります。

言い換えるなら、②の人は毎日自炊をすることで、毎月、手取りで4万円ほど多く稼いでいることになります。

年間に換算すれば、実に50万円足らずもの「給与明細にはあらわれない収入」があるわけです。

 

この不況下で、年収を50万円アップさせるのは至難の業です。

が、自炊スキルを身につけることで、年収を何十万円もアップさせるのと同程度、貯金が増えることになります。

 

 

引きこもりを極めれば、究極、家だって建てられる

 

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この”実質の手取りは、自分自身のスキルを磨くことでも上げられる”という考え方は、「フルサトをつくる 帰れば食うに困らない場所を持つ暮らし方」という本において、”自給力”という用語で分かりやすく解説されています。

 

 家計と自給力について

 

現代人は「で、年収いくら?」みたいな話に注目しがちだが、「で、あなたの自給力はどんぐらい?」と聞く人はいない。

(中略)

具体的には、年収が200万円でも自給力が300万円、つまり300万円の価値があることを自力で作り出せれば500万円の価値がある生活が送れる、という考え方である。

たとえば、家のフルリフォームを完全外注すると300万円ぐらいが消える。 年収200万円の人と、倍の年収400万円の人を比較してみよう。年収400万円あっても、リフォームが自給できない人の場合は300万円かかるとしたら、実質年収は100万円である。年収200万円の人が材料費50万円で自力でリフォームを済ませられたら、こちらは実質年収150万円。 リフォームを自給できた後者のほうが年収が低いにもかかわらず、実質的には残るお金は50万円多く、さらにはリフォーム技術も向上するうえ、リフォーム施工精度を自分でコントロールすることもできる。

(中略)

このように、どれだけサービスを自給できるかは、実質年収に大きな差となって出る。自給力をあげたほうが楽だし、コントロールできる生活の範囲が広がる、というのが私の意見である。

 

 

(※実際は年収が400万円あれば毎年コンスタントに400万円が手に入るけど、家のリフォームは毎年するわけではないのだから、「実質年収が100万円」というのはちょっと……??というツッコミは野暮というものです)

 

 

引きこもり生活で”自給力”を育む

 

引きこもり生活においては、この自分自身の”自給力”をいかにして育て、生活に活用していくかが非常に重要です。

極端な話をすれば、自分で畑を耕し作物を育て、自分で調理をして、自分で小屋を建てて生活をすれば、外出や外注にかかる費用を1~2万円代ほどにまで抑えて暮らしていくことができます。

 

「なにを、どこまで自分の力でやるか」は、個々人の向き不向きやモチベーションに左右されます。

が、たとえば住宅メーカーに新築の一軒家を建ててもらって○千万のお金を支払わなくても、築古の空き家を安く購入して、自分たちでセルフリノベーションしながら暮らしていくという方法をとれば、住宅にかかる費用は大きく抑えることができます。

”自給力”は、自分でできる範囲のことは自分でやりながら、さらに”自分でできること”の範囲を広げていき、快適に楽しく生活していくための必須スキルです。

 

 

引きこもり生活には、高度なスキルは必要とされない

 

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なお、引きこもりに必要とされる各スキルはどれもこれも、はじめのうちは極めて低レベルなものでかまいません

例えば自炊なら、炊飯器の使い方と味噌汁の作り方さえ知っていれば、一汁一菜で充分な栄養を摂ることができます。

 

 

包丁があって、肉と野菜が切れて、ガスコンロとフライパンの扱いを知っていれば、毎週のようにおうち焼肉を楽しむことすらできます。

 

www.raccasa.com

 

引きこもりに必要な料理レベルは、ごくごく初級レベルでかまいません。レストランの厨房に勤めてお客さんに提供できるほどの料理スキルは必要ないのです。

セルフリノベーションのスキルだって、多少、壁に空いた穴がふさがっていなかろうが、床が斜めに傾いていようが、自分が引きこもって暮らすだけなら大きな問題にはなりません。

実際に暮らしていきながら、どうしても気になるところを少しずつ直していけばいいのだから、焦る必要もありません。

勤続数十年の大工さんレベルの建築スキルがなくても、壁紙や床板を張り替えたり、DIYレベルで家具を作ったりするのは、そう難しいことでもありません。

 

生きていくうえで最低限の衣・食・住さえ確保できていれば、あとは各スキルを磨きつつ、「どうやったらもっと快適に暮らせるか」について模索してブラッシュアップしていくだけです。

 

 

「人と会えなくても全然大丈夫」な人は、引きこもり向き

 

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友達と会えなくても平気な人は、引きこもりに向いています。

そりゃそうだろというかんじではありますが、私はもともと、友達と飲み会をしたり旅行したりするのが、どちらかというと好きな部類の人間です。

そんな人間が、長い引きこもり状態でも寂しさや虚しさを感じず毎日楽しく暮らせているのは、間違いなくインターネットのおかげです。

 

ちなみに、私はいわゆるデジタルネイティブ世代ではありませんが、家庭環境のおかげで、物心ついた頃には既にネットが身近にありました。

体感では、生身でのコミュニケーションと、ネット上でのコミュニケーションの恩恵を、半々ずつぐらい受けながら大人になったかな?という印象です。

リアルでの友人とネット上での友人も、ちょうど半々ぐらいの比率でいるかな~というかんじ。

 

 

”生身の人間と会話する”だけがコミュニケーションではない

 

なにも顔と顔を突き合わせて会話をしなくても、

  • LINEやzoomなどのオンライン上のやりとり
  • TwitterやInstagramでイイねやリプを送りあう
  • YouTubeで発信している人から影響を受けたり、動画にコメントする
  • ブログで自分の意見を発信して、不特定多数の人に閲覧される

こういったことも、充分コミュニケーションとして成立します。

 

一方通行の発信でも、顔見知りでなくても、世代がどれだけかけ離れていたとしても、

  • 誰かからなんらかの影響を受けたり、
  • 笑わせてもらったり、感動させてもらったり、
  • 考え方や生き方を教えてもらったり、
  • あるいは自己表現をしたりする

……といったことは、すべてコミュニケーションの一環だと思っています。

 

 

ネット社会でも充分触れ合えるし、お金も稼げるし、生きていける

 

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「引きこもりは社会から隔絶された、孤立した存在だ」という批判は、ひと昔前なら成立したかもしれませんが、こと現代においては、家の中に引きこもっているからといってコミュニケーションが不足しているとは限りません。

コロナ禍で在宅ワークを余儀なくされている人も、YouTuberもブロガーも、ネットショップで物やスキルを売買している人も、みんなネットで社会に繋がってお金を稼いだり、社会貢献や自己実現をしています。

「顔と顔を突き合わせて対話することこそコミュニケーションであり、それができない人はただのコミュ障!!社会不適合者!!」のような発想の人は、少し前までは沢山いましたが、おそらくそう遠くないうちに滅びていなくなることでしょう^^

 

お金が稼げなくたって、私のように一日中YouTubeを見ていれば、色んな人の色んな価値観や自己表現や情報発信に触れることができるので、孤独を感じるヒマは皆無と言って差し支えありません。

惜しむらくは英語や中国語などの外国語がもっと達者だったら、もっとインターネットを活用できたのにな……と思います。が、それはそれで、本気で勉強したいと思ったらいつからでも取り組めばいいことだし、近い将来にはテクノロジーが解消してくれる、些細な問題なのかもしれません。

 

 

 引きこもり生活は楽しい

 

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ステイホームを強制されて毎日息苦しい思いをしている人にとっては、コロナ禍の状況はあまりにもしんどいものかもしれません。

が、もともと引きこもりの素質がある人にとっては、

  • 行きたくもない飲み会に出席しなくていい
  • したくもない通勤をしなくていい
  • 会いたくない人に会わなくていい
  • 半強制的な外出自粛により生活費が節約できる

……などなど、メリットも大きいと感じたのが正直なところです。

 

”引きこもり”というワードにはあまりにネガティブなイメージが定着しており、大っぴらに自称してしまうと「ああ、社会との折り合いがつかなかったんだな……」と思われがちです。笑

が、今やインターネットのおかげで充分、他人や社会とのつながりを感じられるし、誰もがWeb上でお金を稼ぐこともできるようにもなりました。

また、引きこもり生活に必要な資金はそこまで多くなく、自炊スキルなどを磨くことで、”できるだけ外に出ない生活”を持続させていくことも可能です。

そしてそれは、穏やかで平和かつ、自分自身の成長も感じられる、とても楽しい生活だと思います。

 

これを書いている2021年8月現在、世間ではお盆休みの真っ只中ですが、ブレずに引きこもりライフを謳歌していく所存です。