ネット回線は楽天モバイルに一本化して、快適ネット生活を送っています。
楽天モバイルの特徴
楽天モバイルは、もはやここで説明をするまでもなく有名なスマホ通信サービスです。
特徴を簡単に説明すると、
- 通信量は月1GBまでまさかの無料
- 料金の上限は2,980円/月(税込3,278円)
- 実質3,000円ちょっとでネットし放題
- 契約初期費用なし(契約事務手数料0円)
- 契約解除料なし
- 最低利用期間なし
- ワンプランなので、通信量によって契約変更をする必要もなし
- Rakuten Linkというアプリを使うことで、国内通話かけ放題
……という、かなり良心的&シンプルな料金プランとなっています。
私は楽天モバイルがMVNOだった頃からもう1年半ほどお世話になってます(2021年6月現在)。
今のところ楽天モバイル以上に使い勝手のいいサービスが見当たらず、「もうこのままずっと楽天でいいか……」と思っているところです(「でいいか」は失礼です)
多くの通信会社は、料金体系が複雑すぎた
格安スマホなどの通信会社のものすごくイヤだったところとして、通信プランや実質料金がわかりにくかったり、突然契約内容が改悪されたりといった、使い手に不信感を抱かせる方法がしばしばとられがちなところがありました。
今はあまり見かけなくなりましたが、
- いわゆる2年縛り
- 解約手数料に何万円もとられる
- 初期費用が意外と高額
- キャッシュバックを盾にして月々の実質料金をわかりにくくする
- 使っている間に規定・規約が改悪されたり、通信料が値上げされる
……などなどには、当時本当に辟易とさせられました。
このようなやり方はいまやほとんど規制されてしまっているようですし、楽天モバイルを契約してからはまったくの無縁になったおかげで、通信料、いくらなんでも複雑すぎる問題に頭を悩まされることはなくなりました。
”シンプルでわかりやすい”が最大の魅力
(画像は公式サイトから)
その点、楽天モバイルは、初期費用も解約手数料も無料。
契約後3ヶ月間無料などのお得なキャンペーンはあるものの、キャッシュバックを利用して「月々の料金は実質〇円!」などと煽ることもないし、2ヶ月目・3ヶ月目から料金が変動するなんてこともありません。
どんなにネットを使いまくったとしても、払う金額は2,980円+税のみで固定。
(専用アプリを使い忘れて電話をかけてしまったときなどは、別途通話料が請求されます)
もちろん、今後の状況次第では通信料が値上がりする可能性はゼロではありませんが、最近は同業他社もほとんど同じぐらいのラインで料金上限を設定しており、値上げの可能性はきわめて低いのではないか……とふんでいます。
なお、パートナー回線エリアに住んでいます
(画像は公式サイトから)
楽天回線には、「楽天回線エリア」と「パートナー回線エリア」の2種類あり、私が住んでいる高知県はまだまだ広大なパートナー回線エリアが広がっています。
パートナー回線エリアでなにが問題かというと、通信量が月5GBを超えると通信制限がかかり、”1Mbps”まで速度が落ちます。
1Mbpsと言われてもピンとこないですが、公式のガイドによるとざっくりこんなかんじ↓のようです。
(画像は公式サイトから)
都会の楽天回線エリアなら毎日何GB使っても爆速でインターネットが楽しめるところが、速度ではだいぶ劣ってしまうので、早いところエリアを広げてもらいたい!!というのが率直な意見です。笑
エリアは一刻も早く広げてもらいたいですが、現状1Mbpsでも充分です
1Mbpsという速度でも、できることとできないことはあるものの、今のところ特に支障ないこともあり、ネット回線は楽天モバイルに一本化してしまいました。
パソコンでのネット環境も、ニンテンドースイッチなどのゲームハードのネット環境もすべてiPhoneのテザリング機能を使い、楽天モバイルに一任しています。
以前はスマホの契約以外にも某格安SIM会社のモバイルWi-Fiを使っていたりもしたのですが、楽天モバイルのおかげでそれも不要となりました。
モバイルWi-Fiは月3,500円ほどの出費を同居人と折半していましたが、楽天モバイルのおかげでこのコストがいらなくなり、通信費を最小限に抑えることに成功しています。
低速モードでも、問題なくできること
もう少し詳しく、1Mbpsで”できることとできないこと”についてご紹介しますので、契約を迷っている方の参考になれば幸いです。
なお、以下では便宜上1Mbpsのことを”低速モード”と表現させていただきます。
YouTube視聴
とても意外だったのが、低速モード下でもYouTubeがとてつもなくサクサクだったこと。
動画サイトなんだからそのへんのウェブサイトよりよっぽど重くてカクカクなんじゃ……と思っていたら、そのへんのウェブサイトのほうが画像の読み込みが遅くストレス……なんてことはザラでした。
YouTubeは自動的に動画の画質をコントロールしてくれ、動画がギリギリ止まらないぐらいの最大限高画質で再生してくれるので、ちょっと映像が荒いな~~と思うことこそあれ、重すぎて見られない!!なんてことはありませんでした。
私は利用していませんが、おそらくTikTokなどのアプリでもなんら問題はないのではないかと考えられます。
各種動画配信サービス
これも意外だったのですが、HuluやNetflixなどの動画配信サービスもほとんどストレスなく楽しむことができました。
やはり画質は劣りますし、いちばん最初のローディングや早送り・巻き戻し時にはちょっとしたタイムラグがあるものの、2時間の映画を通して観るあいだに何度も映像が止まる!!などということはありません。
○年前のインターネットでは考えられないレベルの快適さで、安価に映画やアニメを見ることができます。笑
ブログ運営
私が今まさに低速モードでブログを書いています。笑
ブログやテキスト主体のサイト運営などにはほとんど支障がありません。
画像加工アプリを起動してアイキャッチ画像を作成したり、参考画像をダウンロードしたりする作業中はサクサクとはいかないものの、文章を書くのにはまったく問題ありません。
ネットサーフィン・ブラウジング
ふつうに調べ物をしたり、テキストサイトやブログを読んだりといった用途であれば、ネットサーフィンもサクサクに行えます。
ただしあまりに高画質の写真が大量に差し込まれているタイプのポータルサイトなどは、ページを開いた直後はほとんど画像が読み込めておらず真っ白になります。
すべての画像が読み込まれるには最大で数分ほど待たなければいけないこともあり、そういったサイトを好んで読まれる方にはストレスになるかもしれません。
ちょっとつらいこと
↑の内容の併用
上記の”問題なくできること”でも、例えばYouTubeやアニメを見ながらネットサーフィンをするとか、ガッツリ調べ物をしながらブログの画像加工をするなどの並行作業となると、ネットの速度はだいぶ鈍足になります。
いろいろな作業をマルチでやりたい人や、仕事で主にネットを使う人などは、楽天パートナー回線だけに頼るには不安があります。
楽天市場などのネットショッピング
ネットショッピング系のサイトは高画質の画像が大量に差し込まれているせいかサイトが重く、特に楽天スーパーセール開始直後の楽天市場など、時間帯や条件によってはほとんど画像を読み込みすることができません。
ネットショッピングを多用する人は、低速モードでの利用はかなりストレスがたまるのではないかと。
Amazonは楽天に比べて多少マシ感はありますが、やはりページによってはちょっと厳しい。せめて楽天市場は自社サービスなんだから見放題にしてくれよなどと思いつつ……。
ニンテンドースイッチなどの更新データDL
ニンテンドースイッチやPS4など、最近のゲームソフトは追加要素やバグ修正などをダウンロードして更新することが多く、この更新データのダウンロードはちょっと時間がかかるかな~という印象です。
とはいえバックグランドで勝手にダウンロード&更新をしてくれたり、更新している間は放置することもできるので、致命的なほどのデメリットにはなりません。
ちなみに、どうぶつの森での友達との通信や、スプラトゥーンなどの対戦ゲームの通信プレイに関しても、おそらくタイムラグなどもなく遊ぶことができていました。
ラグはあっても、eスポーツの大会に出て優勝することを目指しています!!というレベルの人でなければ問題ないレベルかと。
Googleマップなどの地図アプリ
アプリの中ではGoogleマップがかなり重く、また移動しながら閲覧する性質上、電波が不安定なこともあり、ちょっと使いにくいな~~という感想です。
都会で使うのならなんの問題もないのかもしれませんが、地方在住で、更に田舎のほうにアウトドア遊びをした際、近隣の温泉やカフェなどを調べたい……という状況ではだいぶ厳しいものがありました。
もしかしたら楽天モバイルに限らないことかもしれませんが、このあたりはまだまだネットワーク普及途中のため、仕方のないことなのかもしれません。
多分できないこと
ゲームソフトのDL購入
更新データをダウンロードするぐらいだったら容量もそこまで大きくないので問題ないのですが、ゲームソフトをまるまる1本ダウンロード購入しようとなると、ダウンロードにとんでもない時間を要します。
ちなみに私はこれで、FF14やDQ10などのネットゲームへの参戦を断念しました。
ダウンロードしようとしてもなかなか終わらずにネットワーク切断エラーも頻発するし、仮にダウンロードできたとしてもまともにプレイできるかどうか怪しかったです。
ネットゲーム、やりたいんですが自宅回線をひく費用と手間を天秤にかけて「いつかやりたい」レベルにとどまっています。すぐ飽きるし……。
YouTuberになること
自分で動画を撮影して編集するくらいなら最悪オフラインでもできるかもしれませんが、それをどこかの動画サイトにアップロードするとなると、かなり厳しいものがあるのではないかと思われます。
これは実際に検証したわけではないので、もし「自分は楽天モバイルの低速モードでYouTuberやってます!!」という方がいらっしゃったらすみません。笑
今後に大きく期待は寄せつつ、現状なんの文句もありません
パートナー回線エリアでも月5GBまでなら高速インターネットが楽しめるものの、5GBなんて日によっては半日で使い果たしてしまうほどのネット中毒なので、基本的には常時低速モード状態で暮らしています。
ネットが遅くてイラっとすることが皆無というわけではありませんが、大枠ではなんの問題もなし。
これで通信費を月3,000円ちょっとに抑えられるのであれば、御の字でしかありません。
(しかも、現時点ではキャンペーンの恩恵を受けて、1年間タダで使えています)
前述したように、例えば仕事で使うとか、ゲームソフトをダウンロードしまくりたいとか、YouTuberになりたいなどであれば、それらを達成するにはパートナー回線エリアから抜け出すほかありません。
ですが、ネットといえばちょっとした調べ物をしたりニュースサイトやYouTubeを見たり……といったライトな使い方しかしない人にとっては、楽天モバイルは充分すぎるほどに優秀です。
なにせ使わなければ使わないだけ安くなるのに電話回線まで持ててしまうのだから、むしろネットを使わない人ほど楽天モバイルは”アリ”な選択肢であると言えます。