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週休5日を夢見る派遣社員。

夫婦別財布、完全折半のやり方解説。キャッシュレス決済を駆使しています。

 

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同居人とふたり暮らしをはじめて6年ほどになります。

生活費は同棲していた頃から完全折半にしており、2017年に結婚してからも運用を変えていません。

家賃、食費、光熱費など生活にかかるすべてのお金を半分ずつ出しあい、完全に別財布で相手の収入も貯金額もざっくりとしか把握していません。

それぞれが欲しいものや必要なものは、それぞれの管理で買うようにしています。

 

 

夫婦別財布は離婚率が高まるとか、財布はひとつにしておいたほうがお金が貯まると言われていますが、今のところ特に問題なく運用できており、離婚の危機も迎えていません。笑 

この記事では便宜上、夫婦で生活費を折半する方法について解説していますが、

  • 友人とのルームシェア
  • 恋人と同棲
  • 兄弟姉妹でふたり暮らし

などであっても、同じ方法で家計管理をすることが可能です。

 

 

 

 

準備するもの

 

生活費の折半に最低限必要なものは、

  1. 夫婦共同の銀行口座
  2. 夫婦共同のクレジットカード

……のふたつです。

夫婦のどちらかの名義の銀行口座とクレジットカードを、新規で口座開設・カード契約をする必要があります。

結婚前に付き合いなどで作ったまま、あまり使っていないような休眠口座やクレジットカードがあれば、それを流用してしまう手もあります。

 

クレジットカードの引き落とし口座は、共同の銀行口座を指定します。

カードに関してはweb上で明細確認ができるものが無難です。

この銀行口座とクレジットカードを、折半したい生活費の支出専用口座・専用カードとして使います。

 

 

費目別の支払い方 我が家の一例

 

家賃

 

家賃は銀行口座引き落としの場合が多いと思います。我が家もそうです。クレジットカード払いにできたらポイントがじゃんじゃん貯まるのに……。

部屋のグレードなどにはあまりこだわらず、夫婦の収入の低い方にあわせて安い家賃のところに住めば、折半にしても負担感が少ないです。

少しくらい狭くてもボロくても、ボロすぎて雨漏りがしてきたとしても(実話)、気の合うふたりで住めばなんやかんやで楽しく暮らすことができます。

 

 

水道光熱費

 

  • 電気代……クレジットカード
  • 水道代・ガス代……口座引き落とし

光熱費に関しては、ひとり暮らしよりもふたり暮らしのほうが圧倒的にコスパがいいです。

過去にひとり暮らしをしていた頃とさほど変わらない金額を、ふたりで分けあって支払えています。

ただしプロパンガスの場合は、高額すぎて初月は目玉が飛び出るかと思ったくらいなので、多少の節約意識が必要です。

 

 

食費

 

自炊にかかるお金はクレジットカード払いにしています。

以前はedy払いを1年間ほど使っていましたが、クレカ払いのほうがトータルでのポイント還元率が高いことに遅ればせながら気付きました……。

外食費に関しては、クレジットカード払いにできるところはカードで、現金のみのところではお互いの財布から現金を出しあって割り勘しています。

最近は「クレカは使えないけどpaypayなら使えます」というようなお店も増えてきているので、そういうところでは私が電子決済を担当して、半額を現金で同居人から貰う……というような変則的な支払い方もしています。

 

 

日用品代

 

ティッシュやトイレットペーパー、ごみ袋、歯磨き粉……などなどの日用品はスーパーかドラッグストアで買うことが多く、たいていクレジットカードが使えます。

自分ひとりしか使わないような消耗品などは自分の財布から買うか、会計のときにどさくさに紛れて忍び込ませます。笑

 

 

レジャー

 

旅行時のガソリン代や駐車料金などはクレジットカードが使えることが多いです。

温泉代など現金しか使えない場合は各々の財布から。

以前、今ほどキャッシュレス決済が普及していなかった頃は、「旅行用共同財布」としてお互いが一定額の現金を出しあってプールしておく財布を作っていました。

が、最近はもうどこでもカードが使えて現金決済のシーンは限られてきたので、現金用の財布はなくしてしまいました。

 

 

月に一度、口座振替額とクレジットカード引き落とし額を確認

 

クレジットカードの支払額などの管理は、どちらがやってもいいとは思いますが、我が家では家計管理大好き人間である私が担当しています。

支払いのほとんどを口座振替かクレジットカード払いに集約し、毎月の半ば頃に、”先月分の生活費”としてどのくらいの引き落としがあるかを確認します。

クレジットカードの引き落としは大抵毎月27日前後なので、引き落としに備え、20日くらいまでにお金を指定銀行口座に用意しておくようなイメージです。

 

口座振替の光熱費などは検針票に金額が書かれているし、クレジットカードの明細はwebで確認ができます(IDとパスワードを把握しておく必要あり)

引き落とされる金額がわかったら、その金額をキッチリ半分にし、相手に金額を伝えます。

そして、口座振替やクレジットカードの引き落としがされる日までに、共同の銀行口座に各々がお金を入れます。

 

 

ポイントは、現金のやりとりを最小限にすること

 

生活費を折半するうえで最もめんどうなのが”現金のやりとり”です。

例えば、スーパーで夕飯の食材を買い出しし、購入金額を割り勘して現金で精算……なんてことを毎日続けるのは、断言しますが絶対に不可能です。

そんなやり方ではストレスしか溜まりませんし時間の無駄です。

 

日々の出費は1枚のクレジットカード払いに集約し、月一で精算する方法であれば、現金のやりとりも1回で済みます。

月一の精算すらめんどうであれば、「だいたい毎月このくらいの生活費がかかっているな~」という金額を、自分の口座から共同の銀行口座へ自動振り込み設定をしておくのがおすすめです。

その場合、万一使いすぎてしまって引き落とし金額が不足したときに名義人の信用に傷が入るのを防ぐため、少し多めに振込するようにしておき、余剰金は貯金しておくのがベターです。

貯金は一定期間ごとに各々に還元してもいいし、そのお金でパーッと旅行や外食をしてしまうのもいいかもしれません。

 

 

家計をひとつにしない理由

 

結婚したら財布をひとつにして夫婦のどちらかが家計管理を担当し、自由に使えるお金はお小遣いとして渡すのが一般的かもしれませんが、我が家ではいわゆる”お小遣い制”は検討すらしませんでした。

理由は大きくはふたつあり、

  • 同居人も私もどケチ節約志向なので、”お小遣い”という金額の上限を設けなくてもそれほど無駄遣いをしない
  • お互いに「自分の収入は自分で好きに使いたいし、好きに管理したい」タイプ

……だったからです。

 

夫婦別財布は、収入の多少によって不公平感が出やすいと言われていますし、私自身もずっと「夫婦における収入が低い側」の人間です。

が、自分の住んでいる部屋の家賃や自分が食べたものに関してお金を払うというのはいたって普通のことだし、完全に折半したほうがシンプルでわかりやすいと思っています。

家賃や食費の水準は収入の低い方にあわせるなどして、とにかく必要最低限の生活費で暮らすことを徹底していれば、毎月の支払いがものすごく負担……ということもありません。

 

なにより、結婚したからといって「他人に生活費を多く出してもらう」ということにものすごく抵抗感があり、これはもう自分の性格的に仕方ないと割り切っています。

ワープアですが自分ひとり分ぐらいの食い扶持はなんとか稼げているし、貯金もできています。

「夫婦だったら収入も貯金額もすべて把握しておくのが普通」というのが間違っているとは思いませんが、個人的にはどことなく息苦しさがあります。

 

 

夫婦別財布でも快適に暮らせています

 

たとえば子どもができたり、家を買う!となったり、あるいは自分や同居人がなんらかの理由で働けなくなったりといったことが起きれば、運用を変えることもあるかもしれません。

が、この方法で今のところお金に困ることなく平穏に暮らせているし、これからも同じように生活を続けていけたらいいなと思っています。

重要なのは「別財布は離婚率が……」などという通説に惑わされずに、自分たちにとっていちばん都合よく、納得できる方法で家計管理をしていくことです。

 

みもふたもないことを言うと夫婦とはいえ所詮他人なので、あまり依存しすぎず適度に自立し、もしも困ったときは助けあえるだけの用意をお互いがしておく、くらいの心構えでいるつもりです。

ない袖は振れませんが……。笑