7月の生活費まとめです。
2023年7月の生活費 … 86,500円
暑すぎて着々と無理になる
7月は3連休もありましたが1日だけ海に泳ぎに行った程度で、ほとんどの休みは家の中でひたすら本を読んでいました。
平日も昼休みは外出しないで、冷房の効いた事務所に引きこもり。わざわざ外に出て暑い思いをしなくていいだけでなく、自宅のエアコン代も払わなくていいので得した気分になります。ただ運動不足がやばい。
エアコンから異臭
アパートに備え付けのエアコンからカビっぽい匂いがして不快で仕方なかったため、セルフで洗浄を試みました。市販のエアコン洗浄スプレーとか養生テープとかブラシを買ってなんだかんだ2,000円くらいかかり、それでもまだ完璧には匂いがとれておらず……。
エアコンって分解して洗える範囲が本当に限られている(フィルターぐらい??)のが本当になんとかならないかなぁと思います。快適な引きこもりライフの弊害でしかない。
設置や撤去も素人には難しかったり、そもそも冷房病っぽい症状で体調が常に悪かったりするし、とはいえエアコンがなくても地獄だし、エアコンはあってもなくても悩ましいことが多くて好きになれません。朝、直射日光が当たらないぐらいの時間に職場に移動して、日中は涼しい職場でダラダラ仕事して、夕方は日が沈んだ頃に帰宅するというのが賢い夏の乗り切り方なのかもしれない。
2023年7月の貯金(投資)額 … 111,700円
引きこもっていたおかげで貯金は目標値を大きく上回って達成。特に言うことはないです。
7月に買ってよかったもの
無印良品 ポリプロピレン 買い物かご
本やノートPC、ブックスタンド、ふせんなど細々したもの、などを一ヶ所にまとめておきたくて、無印良品で”THE買い物カゴ”な見た目のカゴを買いました。
読んでいる最中の本などをここにひとまとめにして入れておけば、ベッドの上・ソファ・ゲーミングチェアと場所を移動して作業をしたくなったときに、必要なアイテムを一度に持ち運べて便利です。それ以外でも、日帰り~1泊程度の旅行やドライブ、スーパー銭湯に行くときなどにも”雑なもの入れ”として重宝しています。もうひとつ大きいサイズのもほしい。
ハイタイド メタルブックレスト
読書メモをとりたいときに「撮るだけ文字認識」という写真から文字起こしをしてくれるアプリを使っています。
写真撮影をするときに片手でスマホを持ち、片手で本を開きながら撮るという作業がどうにもやりにくかったので、本を開きっぱなしのままにしてくれる書見台を買いました。
書見台を調べるとどうにもデザインが……ちょっと……というようなアイテムしか見当たらず、常に机の上に置いておくものだからあんまり好みのデザインではないものを買いたくはないなぁ、と思っていたところ、信頼と安心のハイタイドの商品が見つかったので思考停止でポチりました。このデザインがいいかわるいかはよくわからないけれど、ハイタイドだから!!たぶんええやろ!!
自分で可否を判断できないものについてはゴリゴリに権威に頼ることにしています。無印とか。そこまで強いこだわりがあるわけでもないので……。
7月に読んでよかった本
「読書大全 世界のビジネスリーダーが読んでいる経済・哲学・歴史・科学200冊」
サブタイトルから「ゴリゴリのビジネス書か…??」と警戒しながら読みました。実際に冒頭から著者の輝かしい経歴紹介がはじまるので「おお……」となったし、ビジネスマン向けに書いているのは間違いないんだけど、結果的には選書がめちゃくちゃ”硬派”だったのが意外性があってよかったです。
経済・哲学・歴史・科学の古典を中心に、1冊につき数ページを割いて紹介しています。紹介されている本はどれもこれも骨太すぎるせいで、たった数ページの解説ではほとんどなにもわからない(し、選書が硬派すぎてありていに言うと「おもんなさそ~~」な本が多い)
この本自体のおもしろさがどうこうというよりは、紹介している中から興味のある本を選んで図書館に行き、借りて読むという使い方をする、ガイド役のような本です。今時のビジネス書やベストセラーではなく古典的名著ばかりなので、図書館で借りやすそうなのがポイント高い。
私が面白そうだと思ったのは、「タイムバインド: 不機嫌な家庭、居心地がよい職場」、「限界費用ゼロ社会 <モノのインターネット>と共有型経済の台頭」、「ゼロ・トゥ・ワン 君はゼロから何を生み出せるか」、「語録 要録」、「マルクス・アウレーリウス 自省録」あたりです。
「アダム・スミスの夕食を作ったのは誰か?これからの経済と女性の話」
これも「ガチガチのジェンダー論の本か……??」と思って敬遠しながら読みました。実際に読んでみたところ、もちろんジェンダー論に関するトピックに多くのページが割かれていますが、ジャーナリストが執筆しているということもあるのかかなりわかりやすく、経済の基本的な部分や問題点についてもさらっと学べる内容になっています。
それでいて、たとえばアダム・スミスのような古くから支持された理論も、”ケアをする役割の人”の立場から見ると取りこぼしている部分が多く、これまでの資本主義が土台にしてきたものの不確かさ、不安定さにつながっている。これまでいないことにされていたものについて、ありていに言えば「男性たちは、彼女らのおかげで、心置きなく経済人でいられたんじゃないか」と指摘しています(アダムスミスは「酒屋もパン屋も人を喜ばせるためではなく利己心から働いている」と言っていたが、彼の毎日の食事を作っていたのは母親であり、それは利己心からの行為なのかというとそうではなくないか?、といった具合)
「労働なき世界: 労働だけが罪であり、余暇だけが世界を救う」
自卓が読んでいた本!友だちが読んでいる本は絶対読みたいマンなので買ったら著者が読んでる本が自分とほとんどかぶっていて笑ってしまいました。
そのせいか、抱いている問題意識とそれに対する個人的な対抗策にものすごく共感するところがあり、語り口が軽妙で楽しいのもあって一気に読めました。
考え始めればキリがない。捨てられるための40%の食糧のために、どれだけの労働が、どれだけの化石燃料や資源、命が無駄になっているのか。食糧だけに限った話ではない。アパレル業界をはじめ、ありとあらゆる業界がモノを作りすぎて捨てている。それで気候変動が起きて、プラネタリーバウンダリーがやってくるなどと慌てて、SDGsという的外れな処方箋を掲げているのだ。持続可能な社会への近道はSDGsのD(developmet=開発)を止めることだというのに。
”捨てられるための40%の食糧”というワードを見たときに思い出したのがこの記事↓
半分というのはあなたが設けた基準ですからね 飽きたのではなく満たされたのです。これは満腹中枢が発達しているからであなたはこれを喜ぶべきなのです。むしろたべきられてしまったのなら足りなかったと反省すべきです(が満腹中枢が未発達の場合際限なく食べてしまうのでその場合はまた別です)
”飽きたのではなく満たされたのです”の言葉の通り、人間が食べられる量と、提供される食事の量、ひいては生産される食べ物の量がイコールであるということはありえません。そして、余剰した食べ物がどうなるかというと、当然のように廃棄されていて、その割合は40%にのぼります。極端にいえばいまよりも40%も生産量を減らしても、誰ひとり餓えることなく世界は回っていくわけで、言ってしまえば”無駄なもの”に対して労働力や配送コストを払い続けているわけです。
1日3食たべられなければ飢えているわけではないし、そもそもそんな量を必要としているわけではないのに、「足りないよりはマシだから」「経済は成長しなければいけないから」という理由で、捨てられるためだけの食べ物が作られて、そこに”経費”が発生している。経済は無駄遣いで成り立っているんだなぁと思わずにはいられません。
35にして自分の体質がわかってきた
余談すぎるのですが、この年になってやっと自分の体の特徴のようなものを把握しはじめました。
夏はなにもできないし、あと花粉症の時期もなにもできない、つまり1年のうち3-4ヶ月くらいはなにもできないし、たぶん埃もアレルギーを持っているし、あと偏頭痛とか天気痛とか普通にある。ものすごく大病をしたことがあるわけではないものの、まぁまぁポンコツな体をだましだまし使ってきています。
猛暑のなか紫外線を避けて家の中に引きこもり、図書館で借りた本を読んだり、ブログや日記を書いたりすること以上の楽しみなどありません。コーヒーやアイスもあればなおよし……。
理想は仕事(お金を稼ぐこと)も家の中でやれることなのですが、それはまだ社会のほうがなんとなく許してくれなくて実現可能性も低い気がしています。
とにかく夏は不要不急の外出は避け、できるだけ体力を温存しながら暮らしていくしかありません。だというのに最近原付が壊れました。真夏の自転車通勤大作戦……するしかないのか……!?!?