ぼくは、紅茶もコーヒーも飲まない。バターもミルクも肉も食べない。だからそれを買うために働く必要がない。働く必要がないと、お腹もあまり減らないのでたくさん食べようとも思わない。ほんのわずかな食費ですむ。ところがコーヒーが飲みたい、肉が食べたい、と欲が出だすと、それを買うために必死で働かなければならなくなる。そして働くともちろんそのぶんお腹も減るので、たくさん食べずにはいられなくなる。そして結局、豊かになるどころか、働けば働くほど貧しくなっていく。いつまで経っても満たされないだけでなく、自分の命をお金のためにすり減らすことになるのだ。
ソローは、賢者にふさわしい飲みものは水であるとし、精神を酔わせる朝のコーヒー、夕方のお茶、夜の酒を嫌った。コーヒー、お茶、酒を飲まず、常にしらふでいることを、ソローは求めた。
”賢者にふさわしい飲みものは水”ですよ。ソロー師匠かっこよすぎます。
ソロー師匠の教えにより、夏は水道水か麦茶。冬も水道水
無職の希望の星であるソロー師匠が水を飲めと仰るので、最近はコーヒーや紅茶をあまり飲まなくなりました。
2020年のあたまに立てた、ゆるカフェインレス計画が地味に続いているかたちです。
(ちなみに菜食のほうは断念気味)
夏場は熱中症対策のため、水道水と麦茶を半々ぐらいで飲んでいます。夏の氷たっぷりの麦茶は本当においしい!!
麦茶はコーヒー・紅茶に比べてミネラルが豊富なことに加えコストがバカ安で、水出しパックが50袋で200~300円程度で売られています。どんな高級麦茶でも、ひと袋10円を超えることはないと思います。
水道水を入れてほっといたらできる手軽さも◎です。
ちなみに水道水や麦茶をコップでいちいちつぎ足すのがめんどうなので、↓の無印のピッチャーに入れて半日ぐらいかけて飲んでいます。
水はほぼタダなのに健康にいい
水道水はわりとなんにも気にせずにじゃぶじゃぶ使っても、ひとりあたり月500円くらいしかかかっていません。
ほとんどタダみたいな値段で飲めるのに、糖質も脂質もカロリーもゼロでデトックス効果抜群。
カルキなどの成分については、軽く調べた結果”そんなに気に病まなければいけないほどの悪影響はない”という結論に至りましたので、まったく気にしていません。
生水からすごく変なにおいがするとか味がするということもないし……(田舎の土地柄かもしれませんが)
お酒はクリスマスと正月にしか飲みません
最近では飲み会ですらお酒を飲まなくなり(理由は原付移動ができなくなっておうちに帰れなくなるため)、アルコールは年に1~2回ほどしか摂取しなくなりました。
学生の頃、毎週のように飲み会に参加し、5千円~1万円という金額を費やしていた頃から比べるととんでもない節約になっているというか、今となっては「お金もないのにいったいなにをやっていたんだろう……」としか思えません。
お酒の場であってもみんなが酔って楽しそうにしていれば自分も酔っ払ったように楽しめる体質(いわゆる場酔い)ですし、きょうびムリヤリ飲ませてくるようなハラスメントな人もいません。
お酒を飲まないと奢ってもらえる。笑
お酒を飲まないことを日頃からアピっていると、下戸の人とは飲みたくない……という人にはそもそもはじめから誘われないので、結果オーライ。
お酒を飲まないと割り勘でちょっと負けてくれたりもしますし、田舎なら車での運転手係を買って出れば、たいていの人はこころよく奢ってくれるうえにお車代までくれます。
飲み会の参加費を浮かせたい人にとっては、ハンドルキーパー役はほんとうにおすすめです。笑
もちろん、奢ってくれる先輩や上司には、めちゃめちゃヨイショしていい気持ちで酔ってもらうように努力するのが、タダ飯にありつく秘訣です。笑
結果として、お酒を飲む機会はクリスマスのおうちディナーのときや、正月の家族のあつまりなどに限定されるようになりました。
「お酒でも飲まないとやってられない」のは変
友人や同僚と飲み会をするわけでもないのに飲酒が習慣化するのは、百害あって一利なしだと思っています。
お金がかかるうえに太るし、なによりも将来の健康を損ねます。
飲みすぎが病気の原因になるのはもちろん、最近の研究では、お酒はどんなに少量であっても癌になるリスクを上げることがわかっています。
お酒と煙草はお金をかけて不健康を買うものでしかありません。
しかも多くの人は、そのお金を稼ぐためにストレスのかかる仕事をしているわけです。病気のリスクを病気のリスクで買っているという謎の無限ループです。
ストレス解消のために自宅でも飲んでいる人は、よく、「お酒でも飲まないとやってられないんだよ」と、まるで定型文のように口にします。
が、ソロー師匠が言うように、お酒を飲む人は働いているからお酒が必要になるのであり、お酒が必要だから働かなければいけなくなるのです……。
コーヒーとお茶と甘いものは土日限定品
最近は、平日は水だけ飲んで、甘いものをカット。
コーヒーを飲みたかったり、甘いものが食べたかったら土日だけ解禁というスタイルを、もう半年以上続けています。
なぜ土日なのかというと、同居人の休日にあわせてドライブなどに出かけることが多いのと、無職でも曜日感覚を忘れないようにするためです。笑
土日になったら甘いものが食べられると思うと平日もワクワクでいられますし、週2日程度の不摂生であれば、健康&スタイル維持や節約にも、そこまでの悪影響はでません。
16時間断食のおかげでおやつがいらない体質に……
また、16時間断食をはじめてからは、間食の必要性がほぼなくなりました。
食べ物を口にするのは昼12時~夜20時までに限定し、これは平日も土日も同じサイクルで暮らしています。
軽めの昼ごはん&ガッツリ夜ごはんの1日1.5~2食をちゃんと食べれば、間食になにか食べたいと思うこともなくなります。
夜中や昼前に小腹が減ったな~と思ったら、
- ブログやゲームなどの趣味に没頭
- 歯磨きをして口の中をリセット
- 水をがぶ飲み
こういったアクションをはさむことで、”なにか食べたい気持ち”は紛れます。
ちなみに16時間断食のルール的には、おなかが減ったときにはナッツ類を食べることが推奨されています。私は飽きてしまったのでナッツはお休み中……。
どうしても甘いものが食べたければ、果物を食べる
平日にどうしても甘いものが食べたくなったら、バナナを買ってきて食べるようにしています。
バナナは皮も簡単にむけるし、栄養もたくさんあるし、スーパーやコンビニで年がら年中売られているし、トリプトファンがうつ症状を軽減してくれるし(今のところうつになったことはないですが)、買いすぎて傷みそうになったら冷凍してストックすることもできるし、あまりに万能すぎる食材です。
ちなみに冷凍するときは必ず皮をむいて、ひと口大に切ることをおすすめします(一度皮のまま冷凍してグジュグジュにさせた人)
他にもりんごやみかんなどは、季節もありますが低コストでビタミンも豊富でおすすめです。
アルコール・コーヒー・甘いものをハレの日のものに
アルコールは年に1~2回の”だいぶ特別なもの”、コーヒーや甘いものは週に1~2回の”ちょっと特別なもの”の扱いになり、毎日のように摂取したいものではなくなりました。
そのほうが体調もいいのもありますし、食費の節約になるのも間違いないのですが、そうすることで土日がより特別な、待ち遠しいものになるのが楽しく、今のところゆるっと継続できています。
完全に甘いものを断つ生活はだいぶつらいものがありますが(過去に挑戦して挫折済み)、週に一度のゆるシュガーフリー生活なら難易度もそこまで高くありません。
また、毎日のように食後にケーキを食べてコーヒーを飲むより、週に一度程度のお楽しみにするほうが何倍も美味しく感じられ、コストパフォーマンスがアップします。
ほかにも、
- お酒を飲むのはクリスマスや誕生日などの記念日だけ
- 甘いものを食べるのは友人とのカフェデートのときだけ
- コーヒーを飲むのは週末のドライブのときだけ
……などの縛りをつけるのもおすすめです。
そのほうが”嗜好品”と”楽しい思い出”との結びつきが強くなり、好きなものを、より記憶に残る状態で楽しめるはずです。
こういった縛りは、ついつい依存しがちで過剰に摂ってしまいがちなものの摂取回数を減らすのに、おおいに役立ってくれるのではないかと思います。