2023年におこなった生活改善のまとめです。
節約や時短のため、家の中を快適にするために、今年も色々やりました。
紙コップを常備してコーヒー代の節約をした
職場のロッカーの中に、紙コップとスティックタイプのインスタントコーヒー、マドラーを常備するようにしました。
仕事中にコーヒーが飲みたくなったら、職場のポットからお湯を注いで、いつでも温かいコーヒーが飲めるようになっています。
コーヒー代の節約ができる
ストックが常にロッカーの中にあるので、コーヒーが飲みたくなったときに自販機で缶コーヒーを買ったり、コンビニコーヒーを買いに出かける必要がなくなり、かなりの節約になっています。
紙コップとマドラーは1セットで10円ちょっと、インスタントコーヒーは1本20円ほどなので、毎日1~2杯飲んでも缶コーヒーの1/4程度の金額しかかかりません。
仮に、缶コーヒー代として毎月3,000円かかっていたとすると、毎月2,000円以上、年間で20,000円以上もの金額が節約できた計算です。
甘すぎる缶コーヒーを飲まなくてよくなった
私はコーヒーは好きで毎日飲んでいるのですが、缶コーヒーの甘みや匂い、後味などはかなり苦手なほうでした。
それでも、手軽にカフェインが摂れるのが自販機の缶コーヒーしかないから……という理由で飲み続けていましたが、この紙コップとインスタントコーヒーのおかげであまり好みではない缶コーヒーを飲まなくてもすむようになり、快適にコーヒーブレイクができています。
ちなみに常飲しているのはブレンディのスティックカフェオレです。真夏でも冷房が効いているときはこのホットコーヒーを飲んでいます。おいしい。
マイマグカップを洗わなくてよくなった
以前は自前のマグカップを用意して、毎日自宅に持ち帰って食洗機で洗ったりもしていましたが、紙コップなら使い終わったらその場で捨てられて楽チンです。
エコロジーの観点で褒められたものではないことは重々承知ですが、マイマグカップやタンブラーは洗ったり持ち運んだりするのがめんどうすぎて長続きせず、結局自販機の缶コーヒーやコンビニコーヒーを買ってしまっていたことを考えれば、1日1個の紙コップとマドラーぐらいのゴミの排出は許されてもいいのでは!?と開き直っています。
床掃除やめた
これまで台所の床は、食器を洗い終わった後にほぼ毎回、拭き掃除をしていました。
我が家の掃除はスコッティファインの洗って使えるペーパータオルで家中どこでも拭きまくっていて、食器洗いなどで濡れた手を拭いた後は台所の台拭きにし、そのあと床の拭き掃除にも使っていました。
しかし、「食器洗いは毎日するし、その流れで床も拭いていたけど、こんなに毎日ピカピカにする必要があるのか……?」とふと疑問に思い、ものは試しと床掃除を簡略化した結果、毎日の掃除時間を削減しつつ、きれいな床も保つことに成功しました。
デイリーの床掃除はルンバに任せた
我が家には、実家から譲り受けた(だいぶ旧型の)ルンバがいます。
毎日床の拭き掃除などしなくても、たとえば毎朝ロボット掃除機を起動して出かけることができれば、ある程度の床のきれいさは保たれるはずです。
けど朝はなんとなくルンバのスイッチを入れる習慣がなくて、それはなぜなのか、と改めて考えてみました。
コードの配線が諸悪の根源(?)だった
なぜ「毎日ルンバのスイッチを入れる」のが難しいのか。それは部屋のど真ん中を、引っ越し当初に「とりあえず」で設置した延長コードが横切っていて、サーキュレーターや同居人の私物の機材などのコンセントをつないでいたからでした……。
なぜこんなにも見た目も悪くて衛生的でもない状態でずっと放置していたのか!?と、急遽配線工事を実施。6個口の適切な長さの延長コードを購入して、作業エリアの足元に隠れるように固定したり、押し入れの中にコードを通したりしました。
(まあそんなきれいな状態でもないんですけど……)
これにより、「掃除の前に、部屋の真ん中のコードにつながっているコンセントを抜き、ルンバがコードを巻き込まないように避難させる」というひと手間をなくすことができ、毎朝出かける前に、気軽にルンバのスイッチをポチることができるようになりました。
節約できるお金とお時間
床掃除を辞めたことで節約できる消耗品は、洗って使えるペーパータオルと、水拭きのスプレー替わりに使っていたパストリーゼです。
代わりに使っているのは、クイックルワイパー 立体吸着ウエットシート ストロング。拭き掃除はこれで週1回、家の中のフローリングになっている部分をささ〜〜と撫でるだけにしています。
ちゃんと計算したわけではないですが、この置き換えによって年間で節約できる金額はせいぜい数千円ぐらいのものでしょう。あんまりたいしたことないようですが、とはいえこの先何年も同じ生活をしていたらと思うとバカにできない金額です。
もっと重要なのは時間の節約のほうです。1回の拭き掃除を5分と仮定すると、×365日で年間約30時間を、台所の床掃除に費やしていたことになります。それを、1/7にできるわけです。
まあ正直、これまでも365日欠かさず拭き掃除をしていたわけではないので、実質浮くのは10-15時間程度でしょうか。それでもすごい。年間で約半日ほども、自由に使える時間が増えたわけです。
部屋は労せずしてピカピカに……
フローリングの汚れのほとんどは埃です。だったら、わざわざ人間が拭き掃除しなくても、ルンバである程度はきれいになります。毎朝ルンバに掃除してもらえば文字通り、「チリひとつ落ちていない床」を実現することも可能です。
そこまで潔癖なわけではないのでそこそこのきれいさを保つようにはしていますが、自分で床を拭きまわるよりもはるかに少ない労力で、きれいな床という目標達成をすることができるようになりました。
”毎日掃除しなければいけない”という呪縛からの解放
毎日の拭き掃除をやめて、自分で決めたルールとか衛生観念が、自分の首を絞めていたような気がしました。
それほどの労力をかけて毎日のように掃除をしても、「汚い⇒きれい」の差分が少ないせいで、一定の自己満足すら得られません。しかし週に1日しっかり水拭き掃除をすると、「汚い⇒きれい」の差分が大きくて”やったった感”がでて、自己満足度も高いレベルを維持できます。笑
台所のシンク周りやコンロなどの部分は代替が不可能なため、まだなんとなく毎日自分でやりたいのでやっていますが、床の拭き掃除は週1でよしと決めてから、すごく気持ちが軽くなったのを感じています。
おしゃれ着洗いやめた
自分の洋服はかれこれ10年以上もの間、おしゃれ着洗い用洗剤と洗濯機の”ドライモード”で洗っていましたが、今年になってそのどちらもやめてしまいました。
おしゃれ着洗いに疲れた
このおしゃれ着洗いのデメリットは意外に多くて、
- 専用洗剤が必要
- 洗濯モードも別なので、通常の洗濯と別にすると洗濯機を2回まわさなければいけなくなる
- 脱水が弱いため乾きにくい
- そしてそこまで洋服の消耗が抑えられているような気がしない
……などの不便さを、今までなんとなく見て見ぬふりをしながら、「大事な洋服を長持ちさせるために」と繰り返してきました。
タオルも服も全部”通常洗い”に
しかしこれもある日突然思い至って全てがイヤになり笑、いまは自分や同居人が使ったタオルも、同居人の仕事着も、自分の洋服も靴下も、すべてひとまとめにして”通常洗いモード”で洗濯しています。
そうしたところで全然支障がないどころか、むしろ色々と気を遣うことがなくなってだいぶ快適になりました。
洗濯ネットを使って知恵の輪を回避
ただ、脱水した後の洗濯物どうしが絡まり合って一個の大きな塊になっている状態は流石に服の寿命を縮めるような気がして、洗濯ネットだけは使っています。
首元や袖口がよれやすいTシャツなどはネットに入れて、更にはできるだけ丈夫な服を選んで買うことで、服がクタクタになってみすぼらしく見えるのを回避しています。
回避しきれているかどうかはわからないし周りには「こいついつもクタクタの服着てるな……」と思われてるのかもしれないけど、もうあんまり気にならなくなってきました。
”いつもの家事”だからといって油断しない
そもそもそこまでオシャレに気を遣っているわけでもないし、自分が快適でないレベルまで服がくたびれてきたら、その都度同じような服に買い換えればいいだけです。そのほうが、日々の洗濯に時間を割かれて余暇の時間が圧縮されてしまうよりもはるかにマシだということに、今更ながら気づきました。
オシャレとめんどくささのトレードオフでめんどくささが大勝利した結果、10年来の家事習慣が簡略化されて生活がとんでもなく楽になり、日々のくたびれ度まで軽減されたような気すらします。
毎日の家事も、「いつもやっているから」という惰性で運用するのではなくて、定期的な見直しをすることも必要なのだと思います。
デジタル日記つけるようにした
今年の1月からデジタル日記をつけています。これがすごく楽しくて今現在もしっかり続いていて、新しい趣味ができてよかったです。
iOSの「メモ帳」をデジタル日記帳として使う
1月からずっと、iPhoneとMacbook Airで共通して使える「メモ帳」アプリを使って日記を書いています。黄色いアイコンのアレです。
シンプルな日記をはじめとして、考えごとの記録、知らない単語のメモ、Webページのブックマーク、テキスト・画像のコピペ、旅の思い出写真をペタペタ貼ったりなどなど。とにかく頭の中に浮かんだこと、本やネットの記事などで知ったこと、印象に残った写真やイメージを書き起こしたり、スクラップしています。
思いついたことを雑多に書き留めておける
日々暮らしていく中で頭に浮かんだことや勉強になったこと、好きなかんじのする文章、あるいは違和感や不快感なども事細かに言葉にして書き留めておくと、自分がどんなことを好ましく感じて、どんなことを忌避したがっているかを改めて認識することができます。これは、生活するなかで無限に湧きおこってくる”感想”を明文化してまとめた、脳内の光景を可視化したようなものです。
これまではそういうことをわざわざ自分用に記録したりはしなかったのですが、実際に日記をつけはじめてみると、もう書いてなかった頃には戻れないほどにまですっかり習慣化してしまいました。
自分の脳内が検索可能に
デジタルで日記をつける最大のメリットは、検索ができるということです。
「前にこれについてなんか調べたな」とか「なんかこれに関していいかんじのことを言っている人がいたな」などと、うっすらとしか記憶できていなかったことでも、日記に書き残してさえいれば検索ワードひとつで簡単に読み返すことができます。
web記事なども、内容と記事のリンクを併記しておくことですぐに元記事に飛んで詳細を確認することができます。印象に残った文章を日記にコピペしておくことで、ブラウザのリーディングリストにただリンクだけ突っ込んでいくよりも、本当にちゃんと”あとで読む”可能性が高まります。
noteもはじめられた
この日記を書く作業をもっとちゃんと続けたくて、もっと強制力をもたせることができないかと考えた末、毎日1000文字書くノルマのnoteをはじめました。これが楽しくて、毎日とはいかなくても、平均週5回更新ぐらいで継続できています。
飽きたらすぐにやめちゃうだろうな〜と思いながら、もう100日分以上も書いています。内容は本当にただ日記を転載しただけのものなのでとってもしょ〜もないのですが、継続的に一定量のアウトプットをする癖をつけられて、ちょうどいい訓練になっています。
読書をノルマ化した
今年読んだ本の冊数は、上半期18冊、下半期は30冊程度(12月上旬時点)。一年間で50冊ほどの本が読めたことになります。
ちなみに、昨年の一年間でちゃんと読了できた本の冊数は13冊。ただたくさん読めばいいというわけではないですが、今年は仕事の忙しさなどに挫けることなく、趣味の読書にしっかりと時間を使えたこと自体が嬉しいです。
ちなみに、たくさん本を読めた要因は間違いなく、頻繁に図書館に通うようになったことだと思います。
図書館の本を借りまくった
特に今年の下半期の一時期は毎週のように図書館に通って、多いときには月に5〜6冊ぐらいのペースで借りた本を読みまくっていました。
以前は、図書館で借りた本をなかなか読みきることができずに、ページを雑にパラパラめくるだけで返却……ということも多かったです。が、借りた本をほぼ毎日、あらかじめ決められたペースで読むということを徹底したところ、多読がめちゃくちゃ捗るように。これを自分では読書のノルマ化と呼んでいます。
「困難は分割せよ」
具体的にしたことは、借りてきた本をざっくりと8分割ぐらいのかたまりにページ分けして、それぞれのかたまりごとに目印としてふせんを貼る、ただこれだけのことです。
毎日の余暇時間にはとりあえず本を開き、とりあえずそのふせんを貼ったところまでは読みきるということを徹底すれば、1冊の本をだいたい8日前後で読了することができます。
ポイントは、そのふせんが貼られているところまではかならず読みきるけれど、内容が難しすぎたり、逆に簡単すぎたりつまらなすぎたりするようならガンガン読み飛ばしていくことです。
そういう内容の本は一言一句を舐めるように読んだところで記憶として定着しないし、読んでいても苦痛のほうが勝るということが身に染みてわかっているので、もう潔く読み飛ばしてよい……という自分ルールを制定しました。
そのかわり、ちょっとでもおもしろいと思ったり、この知識は覚えていたいと思うような箇所に差しかかったときは、じっくりしっかり読み込んだり、読書メモに書き写すようにしています。
とにかくたくさん本を読むことで、好きな本との出会いが増える
多読の是非や、読み飛ばしの是非などツッコミポイントは多々ありますが、少なくとも私はこの方法で本を読むようになって、おもしろいと感じた本や好きだと思う本との出会いが圧倒的に増えました。
もちろん、本屋さんやAmazonなどでこれだ!!と決めた一冊を買うのも好きだし大事なことだと思うのですが、図書館を利用してとにかくいろんな本に手をつけてみることもまた楽しいことだと思います。
自分では買わないようなジャンルの本に挑戦できたり、自腹で買うにはとても手が出ないような高価な本も手に取ることができたり、図書館の本が与えてくれる知識や体験には、計りしれないほどの威力があります。
この方法で来年も今年と同じくらいか、それ以上にたくさんの本が読めたらいいな〜と思っています。
まとめ:家事の時間を短縮できて、余暇に没頭できた一年だった
振り返ってみると、今年の生活改善で行ったことは、”家事の時短”と”余暇の拡大”に二分することができます。
今まではなんとなく自分の時間をうまく使えていないかんじだけがあり、毎日仕事をして家事をしてYouTube見て寝ているだけだなぁ……という徒労感が常にありました。
でも、ちゃんと本を読んでインプットしたり、日記を書いてアウトプットしたりといったことに意識的に時間を割くようになると、その徒労感が随分と薄れたように感じています。ちょっとした工夫や気の持ちようひとつで日々の充実度を操作することができた経験は、自分にとってはとても大事な発見でした。
来年もまた、少なくとも自分にとっては有効なライフハックをモリモリ考えていきたい所存です。